Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

強度があるのは理由が

2011年10月02日 | 読んでいろいろ思うところが
「ブルータス特別編集 合本 写真術」を読む。
立ち読みだけして、買わなかった特集の号が
1冊にまとまったのは、結構、嬉しい。



表紙を飾るのが、
すっかりお馴染みとなった「未来ちゃん」。
命の原石のような女の子。
人によっては「怖い」とすら言わせてしまうような
むき出しの生が映し出されている。
フォトグラファーの川島小鳥(男性です。最近まで知らなかった)は、
なぜこんな写真が撮れるのかという質問に、
「作り込まないことかも」と語る。

それぞれのアプローチで、
さまざまな写真を撮る23人のフォトグラファーたち。
彼ら彼女らの写真術も、多種多様だ。
ただ、みんな撮ることに対して、どん欲だし、
ストレートな気持ちをぶつけているようだ。
だから見る人の心を動かすのだな、と。

以下に印象に残った言葉を。

自分の生理に従うこと(平野太呂)
テーマを愛して10年やってみる(山田なおこ)
風景は、変わったな、と思う前に撮る(佐内政史)
五感が写っている写真を選ぶ(大森克己)
まっさらな気持ちで目の前の風景や世界と向き合う(石川直樹)


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (denkihanabi)
2011-10-14 02:06:26
「作り込まないことかも」っていうの、分かる。この写真、背景と前景すげー作り込んでるしね。
一方で、「美のためならとことん嘘をつく」っていうのも、ひとつの姿勢だ。
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Unknown (taco)
2011-10-15 10:07:51
「未来ちゃん」は結構すごい写真集ですよ。
返信する

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