明日、入稿という本で、
著者からギリギリのタイミングで届いた原稿について、
編集さんといろいろ話す。
「コレって、どういう意味ですかね」
「うーん。たぶんアレのコトじゃないでしょうか」
「アレですかね。もしかするとソレじゃないですか」
というやりとりを電話で長時間。
著者に戻す時間がなく、
原稿をリライトし合ったりして、
自分たちは一体何をやってるんだろうと苦笑。
柳瀬元首相秘書官の参考人招致があったけど、
まともにニュースは見られず。
帰りの電車で武田砂鉄さんの
「日本の気配」(晶文社)を読む。
どうして日本の政治家ってアレなんだろう、
と思っていたところに、
忖度で覆われた日本社会を
いぶり出そうとするエッセイ集というか。
以下、引用。
(彼らは)ちょっとした発言に
イチイチ突っ込んでくるんじゃないよ、と煙たがる。
彼や彼らは強気の言葉を述べて、
その反復でいつの間にか輪郭をつくり
それをひとつの結果として見せつける技術を持っている。
あるいは、世の懸念を受け止めて、
確かに問題ありかもと思案し、検討し、それでも必要ですよね、
と持論を変えずに結論に持ち込む技術を持っている。