Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

リトルマガジン偏愛

2009年04月23日 | 日々、徒然に
資料探しで、新宿の書店をまわる。
まずは南口にあるコクーンタワーの地下にあるブックファーストへ。
書店好きにはやたらに評判がいい店舗である。
初めて行ったのだが、なるほど、店内のレイアウトも面白いし、
雑誌コーナーがなかなかマニアックで興味深い。

「広告批評」の最終号が出ていたのもあって、
バックナンバーが置いてあった。
横尾忠則が装幀を手がけている時代の号が、異様なほどの迫力。

お目当ての本がなかったので、
東口に移動して、いつものジュンク堂に。
欲しい本が容易に見つかる。これでなんとかなりそう。

「広告批評」で思い出したが、
この雑誌のようなA5判型の雑誌を「リトルマガジン」と
呼ぶことがあるのだが、最近すっかりこの手の雑誌に元気がない。
まあ、リトルマガジンでなくても、
雑誌は軒並みつぶれているのだが。

「フリースタイル」というリトルマガジンがある。
2005年の創刊時はA5だったのだが、
一時期、判型がB5ぐらいになっていて、
以後、興味をなくして買わなくなってしまっていた。

それがまた最近A5に戻ったので、
なんだか嬉しくなって買ってしまう。
小西康陽やとり・みき、
和田誠や山田宏一の連載を楽しむ。
ポップカルチャー誌はこれくらいの大きさが、いい。



まったくの偏見だが、雑誌はA5に限る。
今は亡き「噂の真相」や「話の特集」「ダ・カーポ」もA5。
もちろん「本の雑誌」や「酒とつまみ」、
「クイックジャパン」「レコードコレクターズ」もそう。
手に持つのにちょうどいい大きさだし、
ビジュアルを見せるのにも、文章を読ませるにも適したサイズだと思う。
こういう雑誌を作りたい、というか、作ってるけど、
なかなか満足できるものができないなと、逡巡している状態。




コメント (2)
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お元気ですか幸せですか、と

2009年04月23日 | 日々、徒然に
「ひどい世の中になったねえ」
Yさんは生ビールのジョッキを傾けながら、そう呟いた。

タレントの清水由貴子さんの自殺のことだ、
車椅子の母親を連れて、父親の墓の前で命を絶つとは。
死に方がものすごく劇場型というか、
当てつけでしょう、これは。

介護疲れが原因という報道があるようだが、
彼女に救いの手は差しのべられなかったのだろうか。
介護が必要な親の目の前で、子供が死ぬ。
そんな事件が起こる日本という国。

「みんなで寄ってたかって、
 そんな世の中にしてしまったんだよな」とYさん。

さぞかし辛かったに違いない。
悩みに悩んだ末の結果だと思う。

アイドル時代の清水由貴子さん、ちょっとファンでした。
欽ちゃんの番組に出ていた頃もよく見ていました。
そんなあなたをYouTubeでいつでも見られる時代になりました。

「こんな国にするために、
 俺たちは頑張って来たんじゃないのに」
そうYさんはため息をつく。
相づちを打つ僕は、ただビールを飲むだけでした。




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