死ぬほど嫌な日、その前夜

なんだか慌ただしい。

そもそも昔から、来た仕事はあまり断らない。
仕事をえり好みした記憶もない。
ワーカホリック気味のほうが快適だ。
ストレスが溜まるぐらいが「仕事」という感じがする。
やさぐれて酒を呑むときほど幸せなときはない。
ジャンクなものを無性に食いたくなることがある。
運動はしない。仕事場はビルの3Fにあるのだが、
階段を上るだけで息切れがする。

そんな毎日を過ごしている僕にとって、
死ぬほど嫌な日がやってくる。

健康診断だ。

以前、健康診断をやって
その結果を待つあいだ、
胃が死ぬほど痛くなったことがあった。
結果のシートを受け取り、
「異常なし」と書かれていたのを見た途端、
胃の痛みがスーッと消えた。

なんともまあ困った「胃」である。
今度の結果を待つまで、僕の「胃」は耐えてくれるだろうか。