冷やし中華とS君

仕事場近くの中華屋さんで、S君と冷やし中華を食べる。
キュウリとトマト、ゆで卵に刻んだチャーシュー。
ゴマ油と酢の香りが強烈なツユ
弾力のある麺。

この冷やし中華で、
今が夏、ということを意識する。

S君と冷やし中華を食いながら、
吉祥寺のハモニカ横町の話をする。
なんでもS君の友人が
そこで飲み屋をやっているらしい。
ああ、いいね、今度行きたいね、と
冷やし中華をズルズルいわせながら話す。

今度行きたいな、と言って、
行かないことが多々、ある。
でもS君とは、以前、
台湾に行きたいね、と言って、
本当に行ったことがあった。

そういう行動力が欲しい。
今はそういう力に欠けているみたいだ。
冷やし中華でパワーが出ればいいのだが。