桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

2つの集会

2019-09-23 | Weblog
先日、柏市で救援会東葛支部が主催する名張事件の映画、「眠る村」上映と俺の話。更に、荒川区での狭山事件集会だった。
名張事件も狭山事件も、まだ冤罪の晴れていない闘いだが、どちらも苦闘している。しかし、対照的だ。
本人が生きて声を上げ、解放同盟の組織の上にあって活発な活動を続けている狭山事件に対して、本人は獄死、歳老いた妹さんが再審請求を引き継ぎ、国民救援会に支えられて地道な活動を続ける名張事件。
しかし、どちらも勝たなければならない冤罪だし、勝って欲しい冤罪だし、勝たせたい冤罪だ。
冤罪は、どれも同じように作られる。証拠捏造事件としてと、狭山事件と名張事件は共通性があるが、捏造が大きいほど、裁判官は警察と検察の行為を糾弾せざるを得なくて腰を引いてしまう。
過ちは正すしかい。
どっちの再審請求も1日も早く実現したい!