桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

前科者は辛い

2019-09-28 | Weblog
スポーツの生み出す感動は生きる力になる。
先日、プロ野球選手としての長いリハビリを乗り越えて再起登板をした、楽天の佐藤由規投手の復活も感動した。ヤクルトのドラフト1位で150キロの速球で活躍して故障。解雇から楽天移籍での復活。
人間のドラマだ。
西武ライオンズの連覇も素晴らしかった。エースの菊池と打線の核の1人だった浅村を失っての連覇だから、その価値は大きい。辻監督の手腕が素晴らしい連覇だ。
賞賛の辻監督に較べて原辰徳監督には批判が多くある。
反社会的勢力に厳しい批判のある時代に、その反社会的勢力に女性問題で大金を支払って辞めた男が、総てが終わったかのように監督に復帰して優勝したからと喜べるか!と書く人がいた。原辰徳監督、確かに女性問題で金を支払ったことで辞めた。
いい男だし、若大将!持てたよな。で、迷ったんだろな。
俺は若いときに不良だった。恥ずかしい生き方もした。だから、原監督は好きじゃないし、高橋由伸、育てた戦力で勝った原辰徳の手腕も、さほど評価はしないが、あの女性問題と優勝を同じレベルでは責めないよなぁ。せめらない。
過去は戻らないし、やったことも消えない。それは原監督も判ってるはす。
しかし、前科者は辛いねぇ。