桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

奈良県

2019-09-08 | Weblog
昨日は奈良県。
救援会の大会に招かれた。
6年前にも来たが、私的な旅を含めると、もう10回目くらいになる奈良だ。風景や雰囲気に静けさや落ち着きがあって、いつ来ても自分自身と向き合うような時間が過ごせる場所だ。
裁判所や検察庁に近い会場で、約1時間15分ほど、話と歌。
この11月には大和郡山市でも話と歌の集会が行われる話となり、月日も決めて頂いたが、何でも大和郡山市では市議会が全員一致で「再審法改正を求める決議」がなされたそうだ。それで市会議員全員に参加して頂けるような集会を開きたいという話になり、俺に声が掛かったらしい。
吾が茨城県でも、また国会でも再審法改正の必要を理解して貰い、冤罪を防ぐ手立てをしたいのが念願の俺だ。冤罪を防ぎたいの気持ちは、真面目に職務を尽くす警察官や検察官も望むことだと思うし、誰もが思うはずだから、必ず実現すると、俺は確信している。
その確信と希望を見た奈良になった。
奈良に来るたび、何時か柳生街道を歩きたい!と思うのだが、今回も思うだけになりそうだ。何時になったら歩けるかなぁ。