桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

暑気払い

2009-07-23 | Weblog
昨夜は、お茶の水のローズマリーと言うフランス料理店で食事会をした。
日大法医学部の押田教授と、教授を紹介してくれた岡崎佐和子さんを囲んで、岡崎さんの就職祝いを名目に楽しんだ。
このフランス料理店は、外国料理が苦手な俺が、唯一喜んで行く店で、総てが口に合う。この料理を食べて貰いたくて選んだが、生憎決めた日取りが定休日だったせいで、少人数では無理となり、割り勘要員で声を掛けて、総勢.16名の集いになった。
大崎事件のお願いで行き、大崎事件関係者が主催すべきなのに、なぜか布川関係者が中心の集まりになったが、皆さんからは楽しかった、ありがとうのメールが届いてホッとした。
人と人との繋がりこそが人生だが、俺はいい人生を歩んでいると、改めて感じた集いになった。

2009-07-23 | Weblog
東京へ行くために家を出て歩いていたらば、路上に蝉がいた。降っている霧雨に落とされたのか、触ってもジーィと、短く鳴いて微かに足を動かすだけじゃないだった。
このまま路上では踏まれて死ぬばかり。傍の石塀に移してあげた。
シャバに生まれ出て一週間の命。死ぬまでの月日は比較にならないにしても、全うさせたいよね。