桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

岸和田支部

2014-12-03 | Weblog
昨夜は救援会岸和田支部大会だった。
京都に招かれて大阪での再審問題連絡会総会にも参加したことから、何度か来ている岸和田支部大会にも参加することにしたが、宿泊はファミリーの中村家。
昨日は冤罪仲間に面会し、大阪で開催している田口孝夫さんの絵手紙展に行くために大阪のホテルに宿泊したのに、すっかり忘れて岸和田に移動してしまった。ボケてる。
中村家では、すでに再審問題連絡会総会から移動した北陵クリニック事件、守大助の母親、祐子さんが行っていて、夜も含めて中村さんご夫婦と4人で話した。家族は大変だ。
総会には、来春にも高裁で判断が示されそうな東住吉事件の家族の母親、朴さんも参加して、祐子さんと二人の家族として、母親としての苦しみの思いを聞いて、俺のお袋も同じだったろうと思えて胸に迫るものがあったなぁ。
俺も国賠の話をしてリクエストに応えて唄った。岸和田支部長はジュネーブに行った際にお会いして、親しく「ユキちゃん」と呼ばせて頂いている十川由起子弁護士だが、「私の息子は、桜井さんのCDを自分で掛けて聴いては、かおれかおれ金木犀♪などと唄ってる。最年少の桜井さんのファンです」とご挨拶された。まだ4才の子が!と思うと嬉しかったし、力を貰った思いだった。今年の3月、岸和田で唄ったときに会った息子さんだが、テレビで俺を見るたび「桜井さんだ!ここは岸和田なの?」と話すとか。子供心に飛び込めるなんて、本当に嬉しいよなぁ。
温かくて楽しかった懇親会、そして中村家の夜と続き、寝たのは午前1時を過ぎていた。

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1 コメント

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ありがとう。 (千恵ば)
2014-12-04 01:55:41
 岸和田支部大会に来てくださりありがとうございました。
おかげでビッグな学習会ができました。
 二人の息子を思う母親の気持ちに泣けた人が多かったようです。寒い日でしたが来てくださった人たちに桜井さんの歌のご褒美になりました。
 二つの事件を早く解決して、二人のお母さんを喜ばしたいです。もちろん布川国賠も勝たなくては。
 ありがとうございました。
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