桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

神田大好き

2011-06-21 | Weblog
先日の祝勝会の挨拶で、我が弁護団の物理学者である井浦先生から注意を受けた。
布川判決は、完全無罪を言っている。桜井は、神田大助と呼び、批判をしているが、批判ばかりだと悪い判決内容だと誤解される。詫びなかったとかはあるが、判決内容は、完全無罪。だから、今後は、神田大助と呼ばすに、神田大好きと呼ぶべきだ。
と言われた。
確かに、俺は、昔の証拠だけで無実と言うならば、人として「悪かった」とくらいは言うべきだの怒りがある。検察の証拠隠しを追及しない判決は、検察批判を避けた政治的判決だとの怒りもある。その怒りもあって、冷静な判決分析を否定してる部分がある。正直、まだ判決全文を検討する気持ちにならないでいるが、我が弁護団は「判決内容は完全無罪だ」と一致している。
素直に判決全文を読んで、井浦先生のご指摘に基づいて、今後は、神田大好きさんと呼ぶことにしょう。

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1 コメント

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井浦さんすごい! (千恵)
2011-06-22 23:34:53
さすが布川の弁護団すごいね。神田大好きさんなんて、いいですね。
当事者からしたら、完全無罪は当たり前。
でも、ひどい判決出す人がいっぱいいるから、完全無罪出した神田大好きさんはえらい。
見習ってほしいな。事実を事実として見れない裁判官さん。
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