強姦犯人として有罪判決を受けた人が、実は犯人ではなくて被害者と称する女性が嘘の話をしたと言うことが明らかになり、検察官が請求した再審裁判があった。でも、「無実の人を犯人にした責任を追及するために取り調べた検察官の証人請求をしたい」と弁護士が求めたのに対して、裁判官は「必要ない」と認めなかったとか。
これだよ、何時も。
もし医師が患者を間違えてしまい、不必要な手術をしても責任は問われないだろうか。自分が被害を受けたとき、相手を間違えて監禁したり、拘束したとき、一般人は無責任でいられるだろうか。
あり得まい。かなラス不法監禁や不法拘束の罪を問われるだろう。なのに、警察や検察が間違えても、本人たちは言葉だけの「遺憾」で終わり、裁判所も責任を追及させない、このもたれ合いは何だ!
「検察は被害者の診断書を見ていて、痕跡無しとした診断結果を知っていた可能性があり、それなのに有罪っ主張をして犯人に作り上げた、だから証人尋問が必要だ」と言う弁護士の意見は、誰が考えても当然じゃないか。それを認めないなんて、こんなことをしているから、何時まで経っても警察も検察も冤罪作りは止めないんだ。
ふざけるなよ、裁判所!
かといっても、国賠で裁判官は今度は被告側になった国や行政機関に対して毅然とした態度せ訴訟を指揮するかというと、そうでないのは桜井さんをはじめ多数の国賠訴訟の原告の方々が体験している通りです。
冤罪が誤審が続いても根本的な対応に傾かないのは、仮にミスをしても責任者が責任を追求されない公務員のあり方に原因の一端が有る様に思います。何かしらペナルティが存在すれば、それを恐れて制度的に被害を防止する対策を熱心に取り掛かる筈です。
それが無いので、検察官も警察官も、また同じ税金で食べている裁判官も一番気にするのはメンツであり、大手マスコミの評価、最高裁事務総局の人事査定なのでしょう。
誤審の原因となった連中を人事上だけでも徹底的にマイナス評価し左遷すれば、かなり変わると思いますよ。ただし、まずそんな事はこの国では革命でも起こらない限り実現しないと思いますが。