神楽坂で寿司店、「吟遊」を経営する二本松進さんが、妻の運転する自家用車で築地に仕入れに行った際、築地警察署の交通課勤務女性警察官に公務執行妨害・暴行罪をでっち上げられた事件を書いた本を読んだ。
林克明氏による同時代社から出版された「不当逮捕」だ。
この本を読めば、いかに日本の司法が歪んでいるかが判る。
警察は、自分たちの思い込みと不正を隠すためならば、どんな嘘でも語るし、嘘を真実に変えるために証拠や証言を捏造するのを厭わない犯罪者組織だと判るだろう。そして、検察は、そんな警察が作り出す嘘の犯罪を理解しながら冤罪を作る協力をする、哀れな組織であることも判る。更に、裁判所は、それらの警察と検察の犯罪行為を庇い立てる始末なのが、正義や真実を公言する日本の司法の実態であることを、この不当逮捕は、数々の事実によって明らかにしている。
この本を読む人は、仕入れ人や観光者、それに商売人など、多くの目撃者のいる中で作られた冤罪事件であり、実際に「何も悪いことをしていない二本松さん。異常に興奮した女性警察官」の姿を語る目撃者の証言があるにも関わらずに、それらが警察と検察に無視されて事件が作られることに呆れるだろう。いや、誰もが不機嫌な警察官に出会ったならば、この二本松さんのように犯罪者に仕立て上げられる恐怖を感じるかも知れない。
目撃者の証言を無視するのは警察と検察だけではない。二本松さんを犯罪者に作り上げた警察の検察の、それこそ犯罪行為を明らかにする目撃者なのに、裁判所は「証人として裁判に呼んで事実を聞いて欲しい」と求める二本松さんの願いを拒否したのだ。
我々冤罪体験者は、多かれ少なかれ、同じような体験をしている。
こんな司法で良いのだろうか。
ぜひ不当逮捕を読んで頂き、日本の司法を考えて頂きたいと願っている。
林克明氏による同時代社から出版された「不当逮捕」だ。
この本を読めば、いかに日本の司法が歪んでいるかが判る。
警察は、自分たちの思い込みと不正を隠すためならば、どんな嘘でも語るし、嘘を真実に変えるために証拠や証言を捏造するのを厭わない犯罪者組織だと判るだろう。そして、検察は、そんな警察が作り出す嘘の犯罪を理解しながら冤罪を作る協力をする、哀れな組織であることも判る。更に、裁判所は、それらの警察と検察の犯罪行為を庇い立てる始末なのが、正義や真実を公言する日本の司法の実態であることを、この不当逮捕は、数々の事実によって明らかにしている。
この本を読む人は、仕入れ人や観光者、それに商売人など、多くの目撃者のいる中で作られた冤罪事件であり、実際に「何も悪いことをしていない二本松さん。異常に興奮した女性警察官」の姿を語る目撃者の証言があるにも関わらずに、それらが警察と検察に無視されて事件が作られることに呆れるだろう。いや、誰もが不機嫌な警察官に出会ったならば、この二本松さんのように犯罪者に仕立て上げられる恐怖を感じるかも知れない。
目撃者の証言を無視するのは警察と検察だけではない。二本松さんを犯罪者に作り上げた警察の検察の、それこそ犯罪行為を明らかにする目撃者なのに、裁判所は「証人として裁判に呼んで事実を聞いて欲しい」と求める二本松さんの願いを拒否したのだ。
我々冤罪体験者は、多かれ少なかれ、同じような体験をしている。
こんな司法で良いのだろうか。
ぜひ不当逮捕を読んで頂き、日本の司法を考えて頂きたいと願っている。