桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

氷見国賠

2013-05-27 | Weblog
久しぶりに傍聴に来たが、証人尋問に入っていて、今日は、氷見事件で3件の被害者の聴取にあたった中越と言う女性警官の尋問だった。
もちろん、警察官だから正直に話すはずはなくて、今日も警察側からの質問には、明確に答えるが、原告側からとなったらば、途端に返答が鈍った。
二人目は、島田と言う被害者から話を聞いて似顔絵を描いた警官だったが、この男が、また強かだった。
1月事件、3月事件、そして柳原さんの逮捕となり、似顔絵は重要な位置を占めるのだが、誰が見ても2枚は違う人物になっている。被害者から純粋に聞いて描いた物か、後日、意図を持って描き直した物か、疑問の残る似顔絵になっている。
1月事件の似顔絵が、真犯人に似ていて、3月事件の似顔絵が柳原さんに似た感じなのに、島田は「3月事件の似顔絵の方が、真犯人に似ている」と、証言するのだから呆れる。
定年まで無事に勤めあげるには、こういう嘘を語るしかないのが警察官職。自然と嘘付きになる。
哀れな職業だねぇ。

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