桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

いじめ訴訟

2014-08-14 | Weblog
先日、防衛大学生が学校での虐めを訴える裁判を始めたが、今日は陸上自衛隊高等工科学校で同級生から虐めを受けたと裁判を始めた。生き神様を旗印にした日本軍は、不可侵の命令を以て徹底的に人間性を否定する教育を行っていた。人殺しを教える集団だから、そうなるのかも知れないが、欧米各国の軍隊と較べても、日本軍は異質だった。
あれから民主主義国家になって70年近くになるのに、相変わらず日本の集団は変わらないようだ。
何でも高等工科学校では、学生の虐めが見逃されただけではなくて、職員が生徒の給与を勝手に使うこともしていると言うから、呆れる。しかも、学生の「虐め」を教官は、「愛情の現れで、日本は素晴らしい国だ」と言ってるらしいから狂ってる。
警察も自殺が多くて、真面目に正義の警察官になろうとした人たちが苦しんでいるが、集団異常は「素晴らしい国、日本」の民族的な特性なのだろうか。もっと一人の人間を大事にする国にしなくては、また世界の異端になるよなぁ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿