桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

カジノ法案

2016-12-02 | Weblog
カジノ法案が成立するとか。ギャンブルで地域振興とか言うけど、パチンコ始め、あらゆる公営ギャンブルの行われている日本で、これ以上に賭け事を増やして、どうしようと言うのだろうか。
その国会議員の思想の貧困さには情けなくなるが、公明党も賛成だと来ては、この宗教政党の腐れにも呆れて言葉がない。
日蓮宗から破門されてしまった組織だし、献金などが信心の高を決めると言う金基本の宗教団体だから、ギャンブル法案に賛成するのは必然かも知れないが、それによって身を持ち崩したり、人生を誤る人が生まれることを、この政党は、どう考えているのだろうか。国会の任務は国民生活を守ることにある。国民の命を守ることにある。
社会生活の手段でしかない金、通貨を最大の価値として考えるばかりの国会議員などに、果たして存在価値はあるだろうか。
日本の明日を描く政治哲学を持たない議員を国会に送り出す国民にこそ、本当は問題なのかも知れないが。

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-12-02 21:58:56
テラ銭の一部が、自民・公明・維新に流れる構図ガミエミエ!
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役人天国 (森利行)
2016-12-03 08:08:40
省益と天下り先確保のための愚法ですね。でも、こんな法律ができる以前から、日本は公営ギャンブル天国だと言っても過言ではないと思います。
おそらく、公営ギャンブルは特別会計として、各省で自由に使える「打ち出の小づち」なんでしょうね。実際カジノができるとなったら、省庁間でのすさまじい利権の奪い合いがはじまるのでしょうが、マフィアとかのイメージが強い「カジノ」利権は、警察ががむしゃらに奪い取りに来るような気がします。

総務省=宝くじ
警察=パチンコ
文科省=TOTO
農林省=競馬
国交省=競艇...
経産省=競輪とオートレース
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