桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

休眠預金

2012-02-20 | Weblog
今、国民が忘れて放置している銀行口座の金を政府が大震災の被災地支援に使用したいと言いはじめたが、永易銀行協会長は反対する、「お金は預金者の物」だと。
確かに、休眠口座と言えども所有者はいて預金は預金者の物に間違いはないが、銀行協会が言うのは裏があり過ぎる。
この休眠口座は、毎年、4百億に近い額らしいが、もちろん、引き取り手がなければ銀行の利益になるのだ。最後は自分たちの金になるとあれば、銀行協会の反対は「俺たちの金に手を出すな」が理由でしかない。銀行が大変な状態になって国から金を出して貰って助けられたのは、ついこの前だったが、自分たちは助けられても国民の苦難は知らぬ顔。本当に銀行なんてお気楽な商売だ。

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