桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

東電OL殺人事件

2012-04-23 | Weblog
今日のプレス試写会場は、東電OL殺人事件の現場に近くて記者会見をする前に見学に行った。
神泉駅前の、本当に目の前で、当時のままに存在する老朽化したアパートは不思議な気持ちになる建物だった。
写真は、部屋に上がる階段とドア。通りから、この数段を上がって部屋に入るわけだが、このアパートの前に居たお絞り屋の息子が、部屋に入る女性と男が入るのを目撃している。
犯人にされたゴビンダさんは、この部屋の鍵を持っていたことから「部屋を使えるのはゴビンダさんだけ」として有罪にされている。でも、部屋には女性が先に入ったと証言している。
この目撃者は「ゴビンダさんに似ている」とも証言しているが、それは警察や検察が言わせることも出来る。重要なのは、女性が先に入ったと語る事実だ。鍵で入るならば、ゴビンダさんが先でなければならない。もうすぐゴビンダさんは無実が明かされることを確信しながら、現場を見てきた。

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