桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

また一人

2020-12-05 | Weblog
昨日、また揺さぶられっ子裁判で無罪判決があった。
子供を虐待したとして逮捕された人が冤罪になるのは、二重の苦しみだろう。
子供が傷付いても親として看病もしてやれなければ面倒も見られない。その上に愛する子供を傷付けた親としての非難を背負うのだ。
確かに子供を虐待する事件も多いのかも知れないが、余りにも安易な思い込みや決め付けで冤罪が作られている現実は、冤罪を作る警察の無責任さを正さない限りは変えられないと思う。
こうした無罪判決を聞く度に仲間が救われた喜びに倍する怒りを感じて仕方がない。

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