桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

正義の看板を掲げた違法行為

2015-02-24 | Weblog
今夕、TBSテレビを見ていたらば、和歌山県大地町でのシーシェフアードの活動が報道された。
大地町はイルカ漁をしている。哺乳類を人類の隣の存在として、特別視して保護対象とするシーシェフアードは、大地町のイルカ漁業を犯罪行為として捉え、世界に大地町の様子を監視してインターネットで発信している。
その現実を報道した番組だったが、地元民は、食文化を犯罪行為として監視されてフレームアップされる報道に困惑している。監視するシーシェフアードの人たちは、一切の取材を拒否してイルカ漁業を犯罪視する誇張発信をしているようだ。
その番組の中で「正義の看板を掲げた違法行為は云々」と言う人がいたが、そうだ!!と思った。
違法行為として判りながら違法行為をする人たちは、社会の害とはならないが、自分は正義だとして信じ込んだり、正義と思い込んで行動する存在こそ、社会の害悪をなすと思ったよ。
警察、検察、裁判所。そう、善良なる市民もね。

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