桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

弁護団会議

2013-11-28 | Weblog
今日は、久しぶりに会議で事務所に行った。
少し早目に行って、記録から書面の偽造を調べたが、やはりコピーでは無理だと確認した。
この件は、先生方が原本を裁判所に提出させて写真撮影して貰うと言っていたので、やがて明確になるだろう。
それぞれが担当する部分の問題を討議したが、段々と深まって来ている。
どこまで捜査の不正と不足を論証出来るかに勝敗は掛かって来るが、なぜ冤罪が作られたかも追及しなければならない。
今日、アリバイ関係の捜査不充分を討議したとき、全く俺たちを犯人と疑わせる事実が存在しないことから「なぜ桜井さんと杉山さんが二人組と思われたのか?」と聞かれたが、俺にも判らない。常に疑い、より重く、重罪を疑う警察官の習性が、我々の日常の悪さを勘繰り、決めつけたとしか思えない。
総ての証拠を公開させて、この始まりのなぜ?から解明したいものだ。

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1 コメント

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Unknown (ヤナギダ)
2013-11-29 00:47:28
http://www.healing-network.com/hn_contents/information/info131029.html

 取調の無茶苦茶さについていえば、この事例も参考になるのではないでしょうか。どう思われますか?
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