桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

犯罪組織

2008-11-22 | Weblog
先日、群馬県へ行った。群馬県には裏金作りに否定的だったことで上層部と対立し、最後に解雇された警察官がいる。その人が、いかにして若い警察官が裏金を作りに巻き込まれて行くかを具体的に教えてにくれた。本物に汚い組織だね、警察は。それが正義面をしているわけだから歪むよね、まともな感覚ならば。
警察もだけど、検察も似たようなモノ。辞め検と呼ばれる検察官を辞めて弁護士になった人は、かなり金銭的な犯罪をする。あれは何だろう?
検察庁の裏金も有名だし、そのことは三井環元大阪高検幹部が刑務所へ入ったときに書いたが、こんな組織は犯罪者として裁かなくてはダメだよね。
国際自由権規約委員会が日本政府に出した勧告書に、パリ原則の言葉がある。
日本の権力が犯す犯罪的な人権侵害を救済する組織を作れ、ということらしいが、本当に必要だと思う。
日本の官僚組織が使う裏金は莫大だ。これらが正しく国民の暮らしに使われたならば、誰もが安心して生活出来る日本になるだろう。パリ原則に基づいた組織を作ることは、裏金を止めさせる力になろうし、俺のようか冤罪を防ぐ力にもなる。闘い、それを作るのも道理と正義を支えにした闘いしかない。

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