桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

笠間に言われたいかねぇ

2013-03-13 | Weblog
柔道界の問題に付いて、第三者委員会が提言を公表した。
閉鎖的な柔道界の改革に付いて、あれこれを言っているが、当たり前のことばかりで、それすらもなし得ないで来た古さと言うか、強ければ良しとして来た特異社会の異常を指摘したというところだ。
第三者委員会というと、どこにでも顔を出すのが元検察官で、ここには笠間治雄前検事総長が委員長として出ている。しかも、「場当たり対応で組織として未成熟だ」などと言ったらしいが、社会は、笠間辺りの、こんな言葉を素直に受け入れて聞けるのだろうか。
笠間治雄が検察で行って来たことは、確かに「成熟した組織」の巧みさだったかも知れない。「検察の理念」とか称して公表した自己改革宣言などは、柔道一直線で生きてきた人たちには、とてもなし得ないことだったろう。不正義を正義と言いくるめ、出来もしないことを「やる」かのごときに宣言して社会を欺くことなどは、何時も正義を謀り、真実を欺くことに慣れた「成熟組織」の検察にしかなし得ないことだ。
言うは人によらず!笠間治雄が言っても良いこては良いが、検察が社会に成している犯罪行為を思うと、俺は素直には聞けない。そして、この犯罪組織経験者を、何時も第三者委員会に入れて有り難がる社会が、ますます検察を不正義の組織のままにのさばらせてしまうのだと思っている。
但木敬一、樋渡利秋、大林宏、笠間治雄、この4人の検事総長体験者たちを相手にしても構わないので、1度、裁判や社会正義など、色々な問題で議論をしてみたいものだ。徹底的に言い負かして、検察の犯罪性を暴いてやるのだけどなぁ。

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