桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

大阪拘置所

2022-01-20 | Weblog
今日は、午前中に冤罪仲間の面会に行った。久しぶりの大阪拘置所だ。
もう3年にもなるという仲間は33歳。揺さぶられっ子症候群に絡む冤罪だ。
何でも疑う警察の特性は、その疑いを後押しする医師や御用鑑定人がいて、誰でも犯罪者にしてしまう。
高裁での闘いは、近く検察からの主張が出されて審理に入るようだが、3年は長い。下手な懲役ならば、とっくに刑務所へ行って社会に戻っているだろう。
日本司法の異常性は、ただ警察や検察の犯罪行為が見逃されているだけではなくて、裁判すらが長い時間を要して受刑の前取りがなされてしまうところにもある。
総ての法律を変えなければ日本は健全な法治国家にはならないね。

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