桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

証拠の導き出す結論

2023-07-12 | Weblog
袴田事件で検察庁が有罪立証をする方針を示したが、広範囲から非難の声が上がっている。
検察庁が再審公判で有罪立証するのは自由だ。自由なのだが、広範囲から非難の声が上がるのは検察庁の有罪立証が証拠に基づかないと思えるからだ。
袴田巌さんを有罪として来た証拠は味噌タンクから発見された衣類ゆえだ。しかし、衣類に残る血痕やら何やらを含めて、今や、その証拠が警察と検察による捏造証拠だと明らかにされた。だからこそ、検察庁の有罪立証方針は非難されるのだ。
検察庁は、その有罪立証方針に付いて「証拠の導き出す結論に従って有罪立証するのだ」とか語るらしいが、証拠の導き出す結論は袴田さんの無実以外はあり得ない。
裁判所が認定する警察の証拠捏造だが、それは警察だけで行ったことではない。断じてない。
袴田さんを犯人だとして始まった裁判は、その犯行衣類であるとされたパジャマに、余りにも血痕が少ないことから疑義が示され始めていた。そこで出現したのが味噌タンクからの衣類だ。
これは警察だけの行いだろうか。
困った検察は警察に示唆したのではないのか、「何とかならないか?」と。
自分の手は汚さない検察の狡猾さだ。
それで警察は味噌タンクの衣類を捏造した。検察主導の証拠捏造だからこそ、検察自ら行った実験に反する結果になりならがも、その結果を無視して有罪主張するのだとしか、俺には思えない。
腐れ検察、芯まで腐った検察は解体するしかないのだ。

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1 コメント

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Unknown (酷暑のさくら)
2023-07-12 16:49:39
嘘の色
味噌に漬けても
真っ赤だな
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