桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

鴨志田弁護士の本

2021-02-03 | Weblog
大崎事件の弁護団事務局長として人と「壊し屋」と呼んでも良いのではないかと思えるような個性的な人もいる弁護団を纏めているのが、鴨志田弁護士だ。
その鴨志田先生が本を出版した。
ズバリ、「私と大崎事件」という本だ。
先生のご経歴を正確には知らないが鎌倉辺りに住んで沼南高校から早稲田大学に進み、若いときは音楽家を夢みたそうだ。
結婚して子供を産んだ後、司法試験に挑戦して弁護士になり、たまたま修習した先の弁護士が大崎事件の弁護団長であったことから必然のように弁護団に加わり、裁判に翻弄されることになる原口アヤ子さんの苦難に寄り添って来た。
その人生と大崎事件の闘いの経過を書いたのが「私と大崎事件」だ。
ぜひ、皆さんにも読んでください。
あれは3年前、台湾イノセンスプロジェクト総会に招かれたときに、そのプログラムには俺が唄うところに「伴奏者」とあった。もちろん、先生も大崎事件の報告をする時間が設けられていたのだから笑い話だが、計らずも音楽家を夢見た鴨志田先生を示していたと俺は思っている。
「私と大崎事件」には周防監督の弟さんで音楽家の周防義和さんのご協力を得て作った鴨志田先生作詞作曲の「アヤ子の歌」のCD付きですよ‼️
ぜひ、ぜひお買い上げを‼️

最新の画像もっと見る

コメントを投稿