桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

フランス国営放送

2020-01-15 | Weblog
昨日、フランス国営放送から取材要請があった。
ゴーン事件でだ。
記者の日本滞在時間の関係で、残念ながら俺は応じられなかったが、冤罪犠牲者仲間が対応した。
疑いを抱いて逮捕したならば、何が何でもやったと言わせて、時には証拠捏造をし、また証拠隠滅をする警察と検察。そして、検察が有罪とするために起訴して裁判になったならば、裁判官は検察の言うがまま。何でも検察の主張ままに認めて有罪判決を下す。酷いときには、裁判官が証拠解釈を捻り曲げ、白を黒と書いて有罪にするのだから、どうにもならない。
それが日本司法の実態だ。
ゴーンさんが逃げ出す気持ちは、冤罪犠牲者ならば、誰もが理解出来る。それをフランスで国営放送を見る人たちに語りたかったが、きっと仲間が俺以上に思いを話してくれたことだろう。
こうしたことが重なって世界に日本司法の異常が広がって行くのだろうな。

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