桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

佐川劇場

2018-03-28 | Weblog
昨日の国会での証人喚問は、安倍晋三夫婦や麻生大臣、自民党や官僚などを庇い、理財局の責任とは認めるが、自分の責めとはならないように話す!と決めていたことの判る問答だった。
いきなりの丸川珠代には参ったが、充分な打ち合わせで、丸川珠代が聞いたらば応える!となっていたんだろうなあ。
あれで、私がやりました!と罪を背負ったならば、佐川劇場!それなりに格好良く幕引きとなったかも知れないが、あの結果では無理だろう。
俺は、佐川さんの最後の言葉に、佐川さんが頑なに真相を語らない理由が見えた。
最後は司法とか言ったよね。
検察の捜査で決着する問題と言いたかったのだろうが、佐川さんは自分が逮捕されない、罪を問われることはないと確信しているのではなかろうか。
佐川くん、大丈夫だ。あの山口敬之くんを見たまえ。女性に薬を飲ませて強姦したって逮捕されないんだよ。君が検察に聞かれたって、部下がやったと言えば大丈夫だ。任せなさい。検察だって人事を握ってるのは誰?山口くんの強姦は、タクシー運転手の目撃者はいるし、ホテルの映像があっても揉み消せるんだ。君を守るくらい軽いものだよ。な、判るよね。安心して国会答弁のように話せばいい!
なんて話なないだろうか。
でも、佐川さんが最後は司法と語った心には、絶対に自分に火の粉は掛からない自信を持っていると感じた。
舐められてるよなあ、国会も国民も。

結城市

2018-03-28 | Weblog
今日は結城市に来た。
君の微笑にあいたくて、という保護司を題材とした映画だが、6月にやる獄友の宣伝を兼ねた舞台挨拶の役目だ。
俺は保護司におせわになった体験を含めて話したが、午前中の観客は240人ほどで、俺が話すときは3分の1くらいは帰ったろうか。
今日の観客のうち、何人かでも来てくれたらば嬉しいけどなあ。