桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

獄友パンフレット

2018-03-23 | Weblog
明日から東京では獄友の上映が始まる。水戸でも明後日に上映があるため、今日は資料作りをした。
映画パンフレットも作られたが、まだ届かなくてヤキモキしていたらば、今夜、やっと届いた。こっちもバタバタだが、東京もバタバタだろう。
パンフレット、素晴らしい内容だった。読み応えがあり、映画の内容を超えて社会に伝えてられるメッセージが満載だった。
金監督が、いいパンフレットです!と言っておられたが、闘いを支えた女性たち3人の対談。音楽を作られた谷川賢作さん、小室等さんと監督の話。それに映画に関わられた皆さんの話。どれもが心に残る。
明日からの楽しみが増えた!

異議あり!

2018-03-23 | Weblog
老人ホームで3人が墜落死した事件で死刑判決があった。
直接証拠がないために自白の録画の決め手として有罪判決を下したという報道だ。
今、森友問題が日本を揺るがしているが、あの事件の真相は簡単だ。安倍晋三夫婦が関わっていたからの8億円値引き。谷なるノンキャリア女性公務員が安倍昭恵の言葉を財務省に伝えたことで始まったのが、この森友問題だろう。
でも、安倍晋三先生は証拠を示せとか言って反論するが、李下に冠を正さず、瓜田に足を直さず、だ。安倍晋三先生の回りには、こんなことばかりがある。韓国ならば、とっくに逮捕されているだろう。
裁判が状況証拠で死刑判決になり、政治家は状況証拠を無視して責任逃れで許されてるなんて、逆ではないか。
俺は50年前、嘘の自白をした。そして自白調書に作られた話を録音した。その録音が「犯人でなければ出来ない自白だ」として無期懲役になり、29年の獄中生活をした。
その経験からすると、誰だって犯人めいた自白は出来るとき判る。
今市事件もだったが、笑って話しているとか、素直に話しているとかは、全く犯人の根拠にはならない!というのが、俺の体験だ。
そもそも取り調べの録音録画は犯人を証明する手段だったのだろうか。
この法律が作られるとき、俺は、このようになることを危惧したが、どうやら危惧していた通りになり始めた。
この6月からは司法取引も始まる。ますます冤罪が増えることだろう。