桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

この馬鹿さ加減

2016-03-10 | Weblog
巨人が元検察官の松田をオーナー代行にしたらしい。あのロッキード事件で田中角栄を調べたことで有名だが、辞め検を使えば真実や正義が守られでもするかのような錯覚は、もういい加減にして欲しいよなぁ。
大体、80を過ぎた人間に期待する方が間違ってるし、辞め検なんて、何の価値があるのだろうか。
そもそもコミッショナーも辞め検の熊崎だけども、どんな野球の見識があるのだろうか。
ナベツネの害毒にまみれた感じの巨人は、もう日本野球界での歴史的な使命を終えたのかも知れないね。
今年はペナントレースの出場を辞退して、1年を掛けて賭博に関わった選手を調査し、来シーズンから参加させるべきではないだろうか。
巨人の2軍では、試合後などに金を掛けたトランプ遊びが日常化していたそうだが、原は何をしてたんだ!!2軍監督は、何をしてたんだ!!
腐れは根元から絶たなければならない。今回は、今までの生温い調査ではダメ。腐れ検察の辞め検松田なんて、どうせお飾りでしかないし、何の役に立つはずもない。セリーグ各球団は、厳しく巨人に対処を求めるべきだ。

今市事件3

2016-03-10 | Weblog
昨日は、検察官が「被告は自発的に自白した」と証言して、今日、その録画を見るらしい。
これ、意味があるのかなぁ。
自分の体験でも思うけど、なぜ嘘の自白をしたのか、その原因となる場面が録画されていないのでは、何の証明にはならない。心が折れてしまった後、「はい、こうして素直な自白ですよ」と見せられた裁判員は、果たして真実を見抜けようか。
そもそも警察で痛め付けられて「やった」と言わされるのが冤罪の始まりだ。警察での取り調べを完全に録画しなくては、その自白の真偽は測れないのに、殴ったり脅したりの場面は撮影しないで、ただ自白部分だけを見せるのが、今の可視化だ。百害あれども一理すらもない。
裁判員、騙されないかなあ。
今、参議院で審議が始まろうとしている刑事訴訟法改正案は、脅したりの殴ったりの場面を撮影しないで良いとするものだ。認められるはずがない。
裁判では警察も検察も嘘を語る。被告を有罪にするたむならば、平然と証拠を捏造する組織なのだから、彼らの証言を信じてはならないと、過去の冤罪事件は教えているが、今市事件でも同じ轍を踏まないかなぁ。危うい、危ういねぇ。