桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

旧動燃、人事差別訴訟裁判

2015-12-10 | Weblog
今日は水戸地裁で東海原発を運営する旧動燃で差別を受けた人たちの裁判だった。
民事裁判と言うのは、なぜあんなやり方なのかは判らないが、訴えた側と訴えられた側が、それぞれに書面を提出し、その書面を「陳述します」とだけ言って、後は、何も言わない。そこで「書面の内容を朗読します」などと言えば、多くの裁判官は嫌な顔をするか、「必要ない」などと拒否する。公開が原則の法廷に傍聴に行っても、何を訴え、何を反論してるのか、皆目検討のつかないことが多いのだ。

日本の司法システムは、知れば知るほどに、歪んでる!狂ってる!と思わされるなぁ。

あん

2015-12-10 | Weblog
樹木希林の主演した映画を観た。
ハンセン病の樹木希林、刑務所に入ってしまった永瀬正敏。それが永瀬正敏演じるドラ焼き屋を通して出会い、餡作りとハンセン病差別から人生を見つめる映画だったが、樹木希林の孫、内田伽羅も、樹木希林と永瀬正敏に負けない、実に自然な好演技だった。
見終わった後の爽やかさ、それでいて身体に響き残るような人生への讃歌があって、素晴らしい映画だった。
会場の水戸文化センターにはクリスマス用の飾り付けがあり、それが光り輝いていたが、俺の携帯では良く撮れなかった。