桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

奥野誠亮氏

2015-08-11 | Weblog
戦争中、特高警察として反戦者や民主主義者を弾圧した奥野氏は、 その後、奈良県から衆議院議員として選出され、長く自民党に存在した。
先日、俺が招かれた衆議院法務委員会の委員長は、その奥野氏の子息だが、もう亡くなっているものと思ったらば、読売に終戦当時の思い出を語っていた。
その中で気になったのは、「戦犯になりそうな記録は、総て焼却した」と語っていることだ。
戦争当時、日本軍や、その戦争遂行者として活躍した人たちの記録は失われていることが多い。
良く「証拠がない」として、日本軍などの行為を認めない人がいるけども、ヤバイ記録は燃やしてしまったんだもの、無いのは当たり前だと、俺は思ってる。
奥野誠亮氏も、その辺りを遺言として語り遺せばいいのにと思うけど、正直に語ると自分に火の粉が降りかかるかなぁ。

恒例

2015-08-11 | Weblog
お盆前に連れ合いの実家で垣根の剪定を始めた。
見上げる大垣根は、連れ合いは「小さな頃と変わらない」と言う。果たして樹齢は何年なのか、とにかくデカイ。
東京から帰ってお盆を迎える準備をしていた義兄は、草刈りなどはするが、垣根の剪定は苦手らしくて、殆んど手は出さない。作業を始めた俺のところに来て「垣根を伐って、新しい植木を植えようか」と言う。「3年もすれば大丈夫だろう」と言うけども、連れ合いの先祖が守って来た垣根だ、伐っては申し訳ないようだし、一番高いところでは4メートル、幅も4メートルくらいはある柘植の大木だもの、勿体ないし、可哀想だ。
「俺がやれるうちは、このままにしましょう」と言ったけども、どうなるやら。作業1日目、まだ4分の1ほどだが、大変だぁ!!