桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

真の政治家が欲しいねぇ

2015-08-15 | Weblog
第2次大戦のアメリカの罪を考えると、やはりソ連の犯罪をも考えるよなぁ。
ソ連は最悪だ。
終戦間近に対日本戦争に加わり、満州にいた日本人に暴虐の限りを尽くした。敗戦した日本兵をシベリアに連行して強制労働を強い、殺した。更に、北方領土を強奪して、未だに返さない。ひどい国家だと思うよなぁ。
でも、戦争して取り戻す訳には行かない。これこそ道理を尽くし、条理を尽くし、略奪した国土は返すべきだの政治力を発揮すべきなのだが、日本には、この手の力を持つ政治家がいない。
ソ連を考えると腹が立つけど、それに似た怒りを日本の政治屋に感じて仕方ないなぁ。

アメリカの罪

2015-08-15 | Weblog
自民党の稲田朋美が、東京裁判を見直すと言うのは、どのような理由にしろ、国際社会では通用しないから止めた方が良いと思うけど、もしアメリカの行った第2次大戦の罪を検証すると言うのならば、俺は両手を上げて賛成するなぁ。
広島と長崎に投下した原爆は、対ソ連戦略での無差別殺戮ではなかったのか。
日本各地に行った爆撃や艦砲射撃は、非戦闘員に対する無差別殺戮ではなかったのか。
アメリカの行いが、総て正義で語れるはずはない。非道はなかったのか、日本国内で殺害された幾多の人々の無念を思って、正しく検証すべきだ。
もちろん、アメリカも悪かったから日本ばかりが責められるのはおかしい、とは言わない。日本の侵略行為の反省は当然だし、その責任を果たすべきだが、未だに「必要な原爆だった」などと語るアメリカには腹が立つし、許せない思いだ。