桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

途中経過

2014-01-30 | Weblog

麻袋に入れた布の味噌漬け実験だが、ビニール袋を開けて見たらば、少し麻に色が染み始めた。
俺の使った麻布は、一般的に使われる麻布袋用とは違い上等で固い。固い上に目が細かいので、多分、味噌が染みこむまでに時間がかかりそうだ。その意味では検察有利な状況だろうが、さて結果は?

クロネコヤマト

2014-01-30 | Weblog
昨夜は、弁護団の先生に招待されて銀座でイタリアンをご馳走になった。「あんなに嫌いだと言ってた桜井さんなのに!?」と、俺のリクエストを驚いていたが、アルマーニタワーのイタリアンは、さすがに美味かった。出された食べ物は、何と言っても味のバランスが良かった。下品と言われる俺には似合わない店だったけど、また行きたい店になったなぁ。
食事中、先生が係わった弁護の話なども伺ったが、今や大企業たるクロネコヤマトもブラック企業なんだね。ビックリ。
8年間、アルバイトで働かされ、昇給も無ければ正社員にもなれず、体調悪化でも働かされて亡くなった28歳の男性に対して、クロネコヤマトは「アルバイト社員だから」と、10万円の弔意金で終わらせようとしたらしい。
我が家にもクロネコヤマトは来るけれども、あの人たちの中にも同じような境遇の人がいるのかも知れないと思ったらば、名に聞くブラック企業は、今やあらゆる企業に及ぶ問題なのかも知れないと教えられた。
8年間も時給が800円。体調不良で休みたいと言えば、解雇をチラつかせて無理をさせる。亡くなれば10万円だ!
こんな理不尽が続くとは、俺には思えない。企業のために人がいるのではない。人のために企業もあるのだ。資本主義社会になって何年かなぁ?限界近しだねぇ、これは。