桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

英語

2009-05-08 | Weblog
習慣とは恐いものだ。特に、悪い習慣に染まると、そこから抜け出すのは難しい。意志の弱い俺は悪弊に染まることが度々で、だからどうっとことも無いほどに慣れきっているが、このところ、珍しく勉強の習慣に染まり始めている。
ジュネーブに行って受けた刺激は、今も鮮やかに心に残っているが、行かせて下さった皆さんへのお礼は、何が出来るかを考えたらば、もう英語をマスターする以外にないと思った。嘘の自白をさせられた41年目の記念日の、その日に自由権規約委員会の委員に思いを語るのに、事前予定した原稿を話すしかないなんて、こんな残念なことは無かった。
あれから半年、少しずつ勉強をしているが、八段階の下から二番目に、やっと進んだ。毎朝、起きたらば機械を動かし、聞いて書いて、一日の課題をこなし、更に違うことをやるのが習慣になり始めた。
俺は勉強が大嫌いで、全く勉強をしたことがなかった。高校受験のとき、先生に受からないから止めろと言われたが、ならばやってやると反発で受験したときでも、何日、何時間、本を開いたか。
少しずつ言葉が聞き取れるようになり、将棋で言えば、やっと簡単な詰め将棋や据え首問題が解けるようになった感じで、ますます面白になり始めた。
乞う、ご期待!と書いておきます。