桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

2008-06-22 | Weblog
布川事件は長く闘っているせいで、いろいろな方が支援をして下さる。
その中に画家の福原真志先生がおられる。お力添えを頂いて、もう何年だろうか。30年位になるかも知れない。
先生は人物画の大家で、自民党の政治家なども肖像画を依頼して来ることがあるらしい。勿論、金で描かない先生、「あんな連中は描く価値がない」と笑っておられた。
そんな先生から「布川事件の二人を描きたい」とご連絡を頂いて頂いたのは、この3月のことだった。
それから先生宅にお邪魔して描いて頂いたが、今まで実際に完成した絵を見ていなかった。昨日、やっと、横浜での個展に行くことが出来た。
テレビから流れる自分の姿は何度も見ているが、自分の絵を見るのは映像とは、また違った感じがする。何か恥ずかしい!そんな感じだった。
先生は四川大地震に心を寄せられ、その支援に個展を開かれています。ぜひお近くの方は足をお運び下さい。
横浜市関内駅を降りて港の方向。本町三丁目交差点を過ぎて二本目交差点左、県民共済馬車道ビル一階ギャラリーです。

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