大田鉄道様から、103系の車体のみが4両あるが活用できるか?との問い合わせがあり、2月末に移籍入庫したTOMIX103系の10連化に使えるためいただくことにしました。
今回の譲渡品はKATO製品なので、近々ショールームに行って下回りを調達してこようと思います。
その後おまけ車両も入れたのでという連絡があり、開封してみたら10系客車が3両も入っていました。
未使用状態の車両なので、これがおまけ?
どう見ても車体だけの方がおまけに見えますね(笑)
ありがたく活用させていただきたいと思いますm(__)m
今回は不完全な状態のボディの為に、kimi2社長に部品調達のお手数を描けてすみません。
103系の床板は、KATOのアッシーパーツのサイトでは在庫が有りませんでしたが、ショールーム店頭は別に在庫されているかも知れません。
10系客車は活用例に詳しく無いのに、つい購入してしまいました。
ナハ11なら43系に混成されたのに乗車した事が有りますが・・・。
下半身の入れ替えで面倒なのが床下機器の切断。あまり根元まで切り落とすと床に穴が開いてしまう部分があるので、そこをどう処理するかだと思います。
最悪穴が開いたら0,3mmの板で機器部分の床板全体を覆ってしまえば何とかなると思います。
10系客車に関しては、今回は寝台車ですから適当な編成に組み込んで運用します。
kimi2社長にはだいぶ前にマイクロエース(旧)の10系寝台車を5両、お譲りしましたが、ディテールはKATOより素晴らしい、と言われたのに、如何せん集電金具に抑えられた車輪が転がらず、モデラー泣かせでした。
私は運転の度に、車輪に油を差してました。(笑)
あれから何かしら、改善などされたでしょうか?
本当に残念な製品でしたが、メーカーのしなのマイクロがN製品に不馴れでしたから仕方有りません。
KATO製品と混結しても違和感は無いですから、社長のレイアウトで快走させて頂ければ幸いです。
で、次に、下回りの調達の件ですが、たしかにあまりこだわらなければ、103系なら何かしら他社製品も含めなんとかなりそう・・・というのは大甘、やはりひと工夫、ふた工夫も必要となるようですね。
そこで床下器具のお話がありましたが16番でも私、少々苦戦しております。
例の155系ですがカワイモデル亡き後、伝道者用の床下器具は払底してしまい、かといって新性能電車の床下器具って実はほとんど市販されていないのです。唯一昔からおなじみのカツミ製品は一体成型で新性能103系~165系用として付随車1000番、モハMM’がそれぞれ2000番3000番として売られていて、先の401系を作っていた時には、肝心の2000番3000番がしばらく欠品となっていたために、高価なMP用のものを使わざるを得ませんでした。今回、それらの在庫があることが分かり、当初、すべて角材やプラ材で自作することを覚悟していた身としては福音となったのですが、なまじTMS別冊「床下器具」に155系が入っていてそれとカツミ製品を較べてみると汎用製品故仕方がないとはいえ、その配置が全く異なることが分かってしまいました。また、この製品は一体成型ゆえ、厚みが1mm以上あるベースに器具が配置されているため、床板にそのまま取り付けるとベースが出っ張ってしまいます。床板はペーパー車体なので側板の裾と面一にしたいのでそうなると器具ベースの部分の床板の厚みを2ミリ以下の厚みにする、というのもあまり気乗りしません。なので今回は器具の配置もできるだけ実物に近付ける、ということで、ベースから器具を一つずつ切り出してバラバラにして床板に貼り付けることとしました。もちろん不足するものは自作なり、他のパーツを持ってくるということになります。またまた仕事が増えてしまいました(苦笑)。
新型蒸気の性能が格段にアップしたため、あの転がりの悪い車両が編成の中にいても難なくこなしています。
ただ、やはり今後は改良を考えないといけませんね。
製品の集電ばねの圧力が高過ぎる事で、軸集電ブラシの圧力が強くなっているのが原因ですから、今後室内灯装備の際に、このばね圧を軽減して抵抗を減らすことにしたいと思います。
対策として、ばねの本数削減と集電板の車軸干渉の軽減を行うことになると思います。
16番が全盛時代は部品の調達も難しくなかったように思いますが、近年の古参メーカーの廃業や、高騰する車両のなかで、キットもかなりの値段になっています。
キットで組み上げても1両2万は行ってしまうというのを見ると、う~~ん・・・・と唸ってしまうだけです。
床下機器については、十分な供給は市場にありませんから、代用品で処理するしかない物もたくさんありそうです。
それでも何とか形になればいいですが、全く手に入らない部品も多くなっているのではないでしょうか。
床下機器を大量に使うモハだと調達も大変なのではないかと推測します。
無い物は作るという作業が今後増えるのではないかと思います。新性能電車(VVVF)を作るとなれば、ほとんどの部品が手作りなんて事にもなりそうですね。
いっぽう、プラ製品ではKATOやTOMIXがアッシーパーツとして部品の分売をしているのは有り難いです。しかし、それもその元となる、完成品が作られている期間に限られるので、大きな模型店で見掛けたらいつ使うか分からないものでもいちおう購入しておく必要があるわけです・・・というと、結局、昔からのブラスモデルの分売パーツを品切れになる前に買っておこう、という購買行動と大して変わらないことになってしまうのですね、モデラー側としては!(笑)
さらにご指摘のVVVF車のような新型車両についてはそもそも旧来のパーツが売られていた時代には実物が存在していなかったので、プラ製品が発売されたタイミングでアッシーパーツを押さえておくか、覚悟を決めて自作をするか、の2択になりますね。
個人的にはヨンサントオまでが趣味の対象なので関係はないのですが、これからの時代を担うファンにとっては気の毒な現状で、フィルムを使った複雑な模様が多用されるなど塗装もとてもやりづらいだろうな、と思っています。こういうところもNゲージキットのようにスライドマークやインレタの改良、すなわち新しい車両に対しては新しい技術で以て対応する必要があるのでは、と部外者ながら思っているところです。
実際に必要かどうかは後回しで、今買わなきゃ手に入らないとか、次の生産が来るまで間に合わないとか、使えそうなものは買わなくてはいけない等、いくらあっても満足しないのが部品です。
特に希少な部品だと使わないにもかかわらず、大量に買い込もうとして、あちこち血眼になってあさる。
実際に年間どれだけの自作車両が世に出るのか、なんてことは頭から消えて、結局何十年も在庫しちゃうってことが多いのではないでしょうか。
供給元が常に在庫が少なく成ってきたら補充してくれるシステムがあったなら、こんな事にはならんのでしょうけど、なにせ物によってはこれっきり、これっきりですよというのが多いですから、懐事情を無視して買いまくり、後からリボだ分割だと負債が増える。
鉄道模型は危機感を煽る取り込み商売かもしれません(笑)
私にとって、世間(模型界)でどう言われようと、絶対的に老舗を支持してきた理由の最大のものが、この、「いつかは必ず再生産をしてくれる(であろう)」ことなのです。当然パーツの多くは在庫しているので、主要なパーツは比較的安定供給されている状態なので安心できる、イコール在庫を抱えなくても大丈夫、ということです。これは懐具合のお寒い年少者にはとても大切なことでもありました。
安定供給で伸びたのはご存じエコーモデルです。こちらはパーツ専業ですが、その在庫管理は徹底していて、自社ブランドのパーツはまずすべて在庫していま(した)。最近、鋳物メーカーが廃業されたとのことでこの先どうなるのか気にかかるとことです。
工業の空洞化が進み、現在でも頑張っている会社だって、この先技術も人材も経営も継承されていくのか未知数です。
魅力ある未来が描けているのなら、継承はある程度明るいですね。
安い人件費を求めて技術や拠点を外国に移したことが悪いとは言いませんが、こと、何か世情不安になったら失った物を取り戻すことはまず無理だと思います。
零細企業の多い模型業界ですから、小さな数量で、良心的な価格で仕事を請け負ってくれる、下支えの会社も零細が多いのではないでしょうか。