夢鉄城の日記

模型・鉄道・旅に関係した事を中心にしています。

ヘッドライト研磨

2024-07-03 17:00:00 | 自動車

昔の車のヘッドライトはガラス製で特別なメンテナンスは必要なかったけど、樹脂製の一体成型になってからは、年数が経過していくと表面の汚れが落ちなくなってきます。複雑な形状でも樹脂製なら加工も簡単だし、何よりガラスより軽いし事故の時の破片もガラスより鋭利になりにくいのでいい事だらけに見えます。

しかしながら保管場所によっては樹脂製のレンズは年数のわりに早く劣化する事も有ります。一番悪影響を及ぼすのが紫外線といわれていますが、表面がくすんできて透明感が落ち始めるのは、10年前後あたりから出てくることが多く感じます。

劣化が進むと表面が黄色くなって、照度が落ちて車検に通らなくなることもあるようです。バルブは正常でも表面が汚く成れば照度も落ちますから、早めに劣化防止が必要といえます。

今まで市販されている汚れ落としを使ってきましたが、一度は奇麗になるものの、日が経つにつれまた元に戻り始めます。ケミカル用品も安くはないので、今回はロケ車とインプの表面研磨をすることにしました。

用意するのは耐水ペーパー#800と#1200、マスキングテープ、ウレタンクリアスプレー、ウエス、中性洗剤、研磨時に使う水、塗装に使う新聞紙です。

右ライトは研磨中

少し曇り始めたロケ車はまだ大丈夫ですが作業を始めました。

耐水ペーパー#800で水荒研ぎを行いましたが、さほど黄色い汚れは出てきません。

一旦レンズを拭いて研磨した状態を確認してから、再び#1200で水研ぎして表面を平滑にしていきます。研磨は縦横方向のみで行います。

研磨状態を確認するため研いだ表面を、2回ほど拭き落とし砥斑や研磨不足箇所がないか確認します。研磨が問題ないと判断したら表面を洗剤で洗い乾くまで待ちます。

白く曇ったヘッドレンズを見ていると、これが本当に透き通るのかと不安になりますが心配は不要です。作業中ご近所さんが通るたびに何をしているのか質問され、説明に答えましたが、白く成ったヘッドレンズが戻ると説明しても半信半疑のようです。

ウレタンクリアスプレーは二液混合なので、缶の底に飛び出している金属パイプをスプレー缶に押し込み10分ほど逆さまにして待ちます。液が充填されていく時間を使ってヘッドライト以外を新聞紙でマスキングします。10分後缶を30回ほど振って二液を混ぜれば使用できます。

1回目は少し吹く距離を遠くして軽く全体にスプレーします。5分くらいすると少しくすみが消えてきました。ウレタンクリアは乾燥が早いので作業も楽です。

2回目は20cmほどの距離から少しゆっくり目に横、縦、横と垂れない程度に吹き付けます。乾き始めると更に透明度が上がっていい感じに光り出します。

3回目は仕上げになるので2回目と同様に吹き付けます。3回目で光沢が蘇って新車時の状態に近づいています。

以上の工程と同様にインプも施工しました。

こちらはロケ車より古い事も有り、市販のケミカルでは輝きが戻らなくなっていました。ロケ車と違い複雑な形状になっているので、研磨はかなり慎重に時間をかけて行いました。

1回目の研磨で黄ばみが出てきます。ロケ車は一回ですんだ#800でしたが、こちらは2回荒研ぎをしました。2回目もそこそこ黄ばみが落ちてきますので、かなり劣化が進んでいたと言う事になります。

仕上げの研磨も2回に分けて行ったので、ロケ車よりレンズが真っ白な状態になっています。

運転席側のレンズは直射日光が当たる時間が長い分かなり劣化したようです。

仕上げ塗装が終わり透明度の確認をしたら、右ライト下部に曇りが残っていたので、また最初から研磨しなおして仕上げました。

来年で車齢20年になりますが、今回の作業で期待以上にレンズが奇麗に蘇りました。

左施工前・右施工後

これでまた数年この状態がキープできるので、購入していたケミカル用品の出番がなくなりましたが、汚れがほとんどないテールの掃除用に使う事にします。

2年後の車検から照度試験変更でロービームのみの測定になるようなので、HIDの性能が落ちなければ問題なく通過できると思います。

ケミカル用品の様な手軽さはありませんが、2台での実労働時間は4時間ほどでした。ウレタンクリアは使用時間が11時間以内なので次の時に取っておくことは出来ません。今回2台塗装しましたが手直しを含めて残量は1割ほどでした。

1台だけ処理するには残量が半分以上になるのでかなり勿体ないとは思いますが、塗装を失敗した時には十分な量があるので安心です。残りの使い道は幅広いため、プラ製品のコーティングにもいいと思います。残った分は外に置いているクーラーボックスのコーティングに使用しました。1本2000円ちょっとなので費用も安いですし、だれでも作業が出来るのでお勧めな補修と言えます。

 

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空いていました

2024-07-03 16:59:46 | 余暇

103系の床下製作のためKATOショールームに行ってきました。

23年5月以来ですから1年ちょっと経過しています。つい最近行ったような気がしてましたが、1年が経っていたとは・・・

平日の15時頃という事も有り、いつもは駐車場が使えない事が多いのに、今日は余裕で止める事が出来ました。

103系用の床下は在庫がないようでしたので、改造用の種板として115系のモハとサハ、E233のモハとサハ各1両。現在の床板用の嵌め込みタイプの台車TR62、DT21を各2袋、ホームエンド1箱を購入しました。

今日のレイアウトは500系8連が1本のみ運行と実に寂しい状況でした。

お客さんも男5人、女1人といった具合でしたから、部品検索も人に気を遣わずゆっくりとみる事が出来ました。

30分くらいの滞在でしたが、子供が遊びに来ていなかったので館内はとても静かでした。

転車台の操作を試しましたが、とても実感的な動きで魅了されました。現在使用しているTOMIXも悪くはないけど、これが使えなくなったらKATO製に交換したいですね。金額は高いですけど(笑)

コメント (2)
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