夢鉄城の日記

模型・鉄道・旅に関係した事を中心にしています。

オハネフ12-2000

2024-06-30 13:56:07 | 鉄道模型の部屋

マイクロエースの10系客車は2000年初頭あたりから発売されているので、このオハネフ12も20年ほど経過しているのではないでしょうか。

手前 KATO  
移籍してきた車両の中には、集電ブラシが無い物がある事から、この車両は室内灯装備が出来るようになっているので、改良型になるのかもしれません。

上 マイクロエース  下 KATO

定価1200円という表記がありますから、かなり古い製品とは違うようです。

手前  KATO

KATOも同じ2000番台ですから車体形状や床下も大きな違いがありません。床下機器のブロック切に違いがありますが、側面から見れば同等な機器配置になっています。細密度で言うとマイクロエースの方が良いです。

台車の転がりは話にならないほどマイクロエースは重いです。ブレーキがかかったような状態といえばわかりやすいかと思います。

バネ仕様がマイクロエース

2社の台車形状に大きな差はありませんが集電方法は全く別物です。

マイクロエースの集電方法はTOMIXと同じです。TOMIXの初期集電方式も転がりは良くありませんが、マイクロエースは全く転がらないところに違いがあります。

台車両サイドの床板に当たるバネですが、かなり高くしっかり集電させるという目的から、バネの圧力を強くしている事が分かります。

台車単体では転がりはTOMIXと同等か、それより少し落ちる程度ですから、やはり、このバネ圧が影響していることになります。

今回はこの話が話題に上ったことから、バネ山を3段ほど落としてみました。左バネをカットしているので高さの違いが分かると思います。

集電にどのくらいの影響があるのかはこれからの検証になりますが、一応集電板には接触しています。

左 加工前  右 カット後

バネの減圧をして再度車体に取り付けて転がしてみたところ、かなり改善されてKATO製の転がりに近付きました。KATO台車が満点の10とするならば、最初は2点だったのが8点になったという状態です。

マイクロエース製品の出来がいいだけにこの部分だけが残念でした。減圧で転がりが改善されたことが実証できたので、今までポイント通過に気を使っていたのが不要になったように思います。

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2 コメント

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Unknown (大田鉄道)
2024-07-03 17:33:20
残念な製品

マイクロエースの10系寝台車はkimi2社長に引き取って頂き20年近くに為りますかね?

ディテールは非常に好ましい製品なのに、車輪の転がりが残念ですよね。

kimi2社長の鉄道では、廻らない車輪を引き摺って運転して居た様ですね。

集電バネをカットして改善が見られた様ですが、バネをTomix製に取り換えたらどうなるでしょうか。


因みにこの客車は八千代市のモデルセンターサトーで80年代に1両800円の特売で購入してますから、初期のロットかと思います。
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甘いチェック (Kimi2)
2024-07-04 14:56:04
製品がいいだけに、なんで一番大切な転がりを無視してしまったんでしょうね。
販売前に完成品の検査してれば分かりそうなものですけどね。
あの当時製品の種類を出す事に専念していた感があるので、そういった細かいところの(実際は細かくないけど)チェックミスがあったのか、改修する費用や手間を省き早く市場に投入したかったのかもしれません。

移籍してきた当時は、まだ客車が少なかったこともあり、長編成での運用がほとんどなかったので、この転がりでも問題なく経過していました。
その後少しずつ客車が増えてきてからは、編成の中に2両ほど組み込むくらいでしたので、出番は少なく成ってきましたね。

今回バネ圧を落としたことで転がりの改善が出来たので、残りも順次対策していく事にします。
客車では小世帯だった10系は、現在では一番大きな世帯になっていますが、今後も増備されていくのではないかと思います。
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