久しぶりに中央線車両を増備しました。
以前より導入には迷う事が多くて、この時期になってしまいました。
どうしてこんなに遅くなったのかというと、優先している西武車両の新製品が余りに多く重なっていたためと、マイクロエースからの私鉄製品も影響していました。
KATO製品は何度でも再販が有りますが、ほかのメーカーは難しい状況が有りそちらを優先した結果です。
E353系は基本・増結・付属と3種類に分かれていますので、再販が決定して発売日が近づいた2週間前に長男問屋に発注しました。
予定では7月初旬でしたが、それよりも早く発売になりました。
基本編成と付属編成の先頭車両の連結器に電連を付ける様に説明書にあったため装着しましたが、何分小さな部品で予備は有りませんから部品を飛ばさないように要注意です。
連結器腕にはめ込むのは少し硬いですが、押し込む際に爪がつぶれることもなくパチッと挟むことが出来ました。
部品強度もあって難し作業ではなく、このあたりの設計は流石にKATO製品だと感じます。
曲線(丸み)のE351系と直線のE353系とかなり違うフォルムですが、こういった対象が楽しめるのは今では模型でしか味わえませんね。
今年上半期の締めを飾ったのはJR東の車両になりました。
kimi2社長、新形車両入線おめでとうございます。
KATOなら他社よりはリーズナブルですよね?
この車両は実にスマートですが、水戸岡イズムにうんざりしている我々には新鮮に感じます。
先頭車の電気連結器の取り付けは小さいですね?(・・;)
得てして取り付け中に飛ばして紛失しがちですから、こう言うパーツは余分に添付して欲しいと思います。
こういったデザインは、NEX、四季島、サフィール等に基本設計を直しつつ、特急のイメージ的形態として取り入れているのかなとも感じます。
最近水戸岡作品のネタを取り上げる機会が減ってきていますので、世の中の風潮が落ち着いたという事でしょうか。
付属する電連ですが紛失しやすい部品ですから、予備が欲しいところですね。
実際に連結してしまえばさほど目につくような部品ではないので、最初から装着されていてもいいように思います。
付属編成を追加するかしないかは顧客の判断ですから、別部品化しているのかもしれませんね。
さすがにフェラーリのようにはいかなかったのかも知れませんが。、インテリアデザイナーの水戸岡氏よりはずっとスタイリッシュだとは思います。
もちろんこれは個人的な感想ですが、E235系も彼の手によるものと聞くと、「?」となってしまいます。サスティナの車体鋼体は変えようがないとはいえ、あのスマホをイメージしたとも伝えられる(?)前面のデザインは全くいただけないです。山手線、横須賀総武快速線など多くの輌数が投入されるだけにもっとましな顔にすることができなかったのか、と。
いずれにせよ古い私の頭では「デザインのためのデザイン」よりも機能を追求したうえで、残り少ない予算で何とか美しく仕上げようとした、国鉄時代の各メーカーの設計者や萩原政男さんのような方のデザインが好みです。
しかしながら模型、特にレイアウトの花形としてはそういった車両ばかりではどこか物足りない、と感じるのも真理で、それは社長のレイアウトで描かれる長編成の競演にて証明されているはずですね!
さすが、N藤史郎様はお詳しいですね。
水戸岡さんのデザインは、はっきり言って日本人の欧州コンプレックスを反映したかの様な過剰なデコレーションに感じます。
イタルデザインは聞いた事が有りますが、あのジウジアーロが作った会社ですか。
ジウジアーロと言えば、作品には初代マツダルーチェやいすゞ117クーペが有りましたね。
問題の235系はおかしな前面デザインですが、都営三田線の6500形も、かなり異様な印象です。
傑作デザインの近鉄21000系や500系新幹線は、ドイツ人がデザインを手掛けたと聞いて居ますが、日本の鉄道車両のデザイン力は何だか迷走して居る気がします。
で、イタルデザインですが、天才ジウジアーロがギアから独立して設立した会社で、私どもにとっては何といってもいすゞのピアッツアが代表作でした。初代ゴルフやもちろんギア時代にデザインされた、いすゞ117クーペも憧れでしたし、彼のデザインスケッチを基にトヨタもカローラ、そしてアリスト(初代)も後者はほぼほぼ彼のデザインのまま、とされていますね。そしてKimi2社長はやはりスバルのSVXを挙げられることでしょう!とにかくカーデザインに留まらず様々な工業製品に多大な影響を残した(NIKONのFも!)現代のダビンチ、ですね!
翻って、室内のデザインは木目を生かしたもので不燃技術があってのこととはいえ、目新しく新鮮に感じたものでしたが、クルーズトレイン「ななつぼし㏌九州」に至りエスカレートして、窓の格子細工が多重になっているところなど、まったく日本のシンプルな美からかけ離れたコテコテで、それを「欧州コンプレックス」と断じた大田社長のご指摘があまりにしっくりきて感動しております。
日本人にもすぐれたデザイナーはもちろんいらっしゃるし、川崎のEF66の設計チームは素晴らしい仕事を実際になさっていますね。
特に観光に社運をかけているJR九州は、何とか世間に注目を浴びなくてはいけないと言う使命感?から、あの突拍子もないデザインの車両を世に出して、インパクト狙いをしたと私は思っています。
奇抜過ぎるデザインは、メデイアが食いつきやすいですから、そこに知名度のあるデザイナーを使っているとなると、報道機関が我先にとタダで広めてくれる効果が有ります。
最近の車両のデザインについては、私も懐疑的なるものが多くて、とは言え、新型または新形式については興味がありますから、自分の琴線に触れる、または準じる、気になる、この程度なら許せると言った基準で製品を購入しているところです。
話は戻りますが、JR九州の水戸岡デザインについては、はっきり言って駄作であると私は思っています。
デザイナーが表現する物を限りなく取り入れるんだと言う精神に、お前ら鉄道屋の根性はないのか、魂も売ってしまうのかと言わざるを得ません。
妻の出身地である九州に行っても、この車両に乗りたいと言うものがない。魅力を感じないのは奇抜過ぎておもちゃかと言わざるを得ないからです。
デザインというものはあくまでもイメージであって、それをどうアレンジして商品化していくものです。そこには様々な分野から集まった人たちで具現化して行くものですが、報道番組を見ていると、デザイナーを神様扱いしている事に呆れます。
どこもかしこも水戸岡様の言う通りに近付けなくてはいけないと言う雰囲気が見て取れます。
それは報道番組の構成の仕方にもあるのかもしれません。
787、883系は見た目がダースベーダーや、子供番組に出てくる変形ロボット的デザイン、885系に何の意味があるのか分からない半球カバー、あれがなければスマートなのに、わざわざくだらないアクセントを追加しているように思います。
今は引退してしまいましたが、すっきりとした無駄なのないデザインと、車体形状の良さの651系を超えるデザインが、今の新型車両にないので、私の中での651系はデザイン最高峰車両です。
鉄道車両と違い、いかにその時代の要求に近づき、更に先見性を求められるのが車であると思います。
デザインの出来でヒットするかしないか、また効果的な宣伝が功を奏すか。と、シビアな結果と評価が短期間で出てしまうのですから、発売前はかなり開発陣は精神的に辛いのではないかと思います。
購入者は見た目から入り、そして機能と性能が価格に合っているかという流れで決断をしていくのですが、外装はいいけど内装がだめだという事が有ります。
発売時期がバブルの終焉であったために、SVXの生産台数は非常に少なく、また、なぜ売れなかったのかという事について、長年のスバリストとしては、その原因が何か所かあったように思います。
1996年に10年使用したレオーネRXを置き換える為、候補にしたのがSVXでした。この対抗馬がレガシーツーリングワゴンになるのですが、価格差が150万ほどあり大きかったのですが、7割方SVX購入になっていました。
ただ、この車にはMTがないと言うのが不満だったのと、レガシーの内装と比べると、助手席側が余りにのっぺらぼうでシンプル過ぎたこと。
価格が安いレガシーの方がインパネ回りや、装備が充実していたし、なによりMTが有った事です。
当時のスバリストの多くは、MTの比率が高かったのに、SVXにそれを追加しなかったことが売れなかったとみています。
また、先進的なデザインが余りに時代を飛び越えていて、受け入れにくかったのではないかと思います。ここが、デザイナーの意思を貫いた敗因だと言えます。
Aピラー(運転席)の中央上に来るカーブした曲面ガラスの横桟が視界を妨げるのと、ドアウインドーが一般の車両のように全開放ではなく、曲面ガラスの影響で半分強しか開かないので、開放感を感じることが出来ない。
6気筒によりエンジンノーズがかなり長くなったので、レガシーと比較すると前方の見切りが落ちるといった事があり、取り回しや車庫の形状から考えると、車長はレガシーの方が長いが、横幅は5ナンバーなので、どこの駐車場でも入庫できることから、購入を断念した経緯があります。
もしも、あの特徴的な横桟がなくて開放的になれるなら、売れたのではないかと思いますし、ATしかなくてもそこは折れて手にしていたと思います。
デザイン優先が起こした悲劇がSVXだと思います。
N藤史郎様、鋭い指摘なんて程の事では有りませんよ。
ただ、水戸岡さんの描いた駅や室内のイメージ画に出てくる人物が、あまりにも不自然なフォーマルな服装なのが、日本離れして居て、何か見ていて恥ずかしく感じたのです。
水戸岡さんの絵は、アメリカの風景を描く鈴木英人さんの様なタッチですね。
水戸岡さんのイメージ画で、蝶ネクタイでめかし込んだ紳士が新幹線を待っているなんて、なんかなあ・・・
kimi2社長は怒り大爆発のご様子ですが、ほぼ同感です。
どうも最近の鉄道車両のデザインは首を傾げたく為りますね。
東武の新型特急のN100系なんて、なんでわざわざ窓のピラーをX字状にしてるんでしょう?
大阪メトロの新型車両も、何だか理解出来ません。
つまり、デザイン過剰なんですよ。
kimi2社長が言われた651系は無駄の無いデザイン、しかも前頭部から側面に無理の無い曲線、まるでジウジアーロのデザインした車みたいです。
私はスーパーひたちで2回乗っただけですが・・・
例の側面の窓が外から見るとXになっていますね。
もちろん中からもそれは分かりますが、最初からXをデザインすることが目的だったようです。
ただ、見た感じですが客席窓の見晴らしがいいのかというと、六角形の窓ですから通常の窓と比べると見切りは良くないように感じます。
組子もイメージされているのでこの部分は織り込み済みと言う事でしょうね。
設備はかなり豪華に仕上がっていますから、かなり考えられた車両だとは思います。
ただ、このデザインによる編成が好きかと聞かれれば、先頭車両のX窓はごてごてした感じで優雅さ、スピード感からは程遠い気がします。
私の好みのデザインからは大きく外れているので、模型化されても購入はしないでしょうね。
JR九州の特急車両が最悪に感じてるので、これからすれば車両そのもののデザインはいい方だと思います。
そうそう、南海のラピードも?の強い車両です。そうなると西武のラビューも同等で、あまり好きになれません。
ラビューの場合はシルバーの単色で、車両的に見た目がおとなしくてつまらないというのも理由です。
編成毎に色が違えば面白くなると思っています。
レイアウト上では異色な車両ですから、変に目立ちますけど(笑)