久しぶりに妹尾公治作品を購入しました。
現在テレビで放映されていますが、登場人物の絵柄が以前の作品とは変わっていたので最初は気が付きませんでした。
現在10巻まで発売されていますが、今回は8巻までネットでまとめ買いになりました。
9巻が欠品だったので時間の余裕が有るときに9、10巻は本屋にいって購入したいと思います。
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ともあれ深夜帯とはいえ、多くの作品がアニメ化されて放映されていること、これは凄いことだと思うのです。
中には長編物があり、連載中だけどアニメ化というのもかなりありますね。
アニメ放映数のトップが東京MX系列ですが、制作会社のテロップには、外国(韓国・中国)が加わっているのをよく見かけます。
最近は中国の比率が多くなっているようにおもいます。これは中国がアニメ産業に大々的に参入してきたことだと思います。
日本の作家の発想や構成力は群を抜いている、所謂作家層が厚いので、同等の作品やリリースが整わない、韓国や中国がその基礎を学習するために、縁の下の力持ち状態で支えているという現象があるのだと思います。
最近ではベトナムなどの東南アジアでも、後を追うようになってきているので、人件費はここで下げられているのかもしれません。
また、手書きですべてを作っている事が少なく、プロトタイプを記憶させることで、少ない作業で動かせることや、背景は実際の物を撮影してコピーしてしまうという事も出来るので、かなり制作環境が楽になっている事で、多くの作品をアップできるようになったのではないでしょうか。
以前某作家が漫画を描く番組が有りましたが、画面上で簡単にグラデーション、ヘアースタイル等の変更が出来てしまうのを見て、修正も加筆も短時間で済ませていました。
それでもアニメの制作環境や待遇面の改善というところは遅れているみたいですけどね。
東京MXその物がお金が掛からない番組構成にしているので、アニメ化の進んでいる日本では、録画されることが多い深夜帯であっても割が合うのではないでしょうか。
CMもアニメ関係がくっついていますから。
お二人のお話を拝読して、その濃さに驚いて居ります。
私自身もアニメやコミックは好きですが、今一つ詳しくは無いです。
一時期、スタジオジブリ作品にのめり込みましたが、それ以外のアニメはあまりカバーしてませんでした。
分かって居るのは、アニメ大国と言われた日本も、その劣悪な労働環境で非常に離職率が高く、かなりの部分を外国人のスタッフに依存して居ます。
スタッフロールには中国や韓国人に加えて近年はベトナム人も目立ちます。
日本のアニメは既に人材の空洞化が問題です。
日本のソフトパワーを維持したいなら、日本人も外国人も労働環境と報酬を改善すべきです。
今の政権にはそんな事を期待しても無理でしょうが・・・
アニメも例外ではなく、国策的なものではなく、純粋にエンタテイメント作品の大作も多く作られるようになりましたがもちろんそれなりに予算も大きくなり日本のアニメ制作会社も参加しているとのこと。中国のアニメに「本家」を自負する日本のアニメ会社が下請けになるとは!時代も変わったものです。それでも適正な報酬が得られるのであれば、苦境にある日本のアニメ会社も生き残ることができ日本のTVアニメも作ることができるのですからある意味「ウィン・ウィン」なのですね。
それは人ではなくて、企業の体質です。
いつのころから・・・バブルが崩壊してからでしょうか。
コスト優先、人材は消耗品、即戦力の奪い合い、挙げればきりがないです。
小さな企業がコストを抑えられて、親会社の無茶な、あるいはあまり利益がないようなことを飲まざるを得なくなった、理不尽な社会構成の出現。
コストを下げるために下請けが、頑張って応えることで、更に圧力をかければ出来るのではないかと誤認。
目減りした収益で人件費や維持費を維持することがだんだんと厳しくなり、そのうち人員整理や、大切な技術習得者を放出したり、何年も給料が据え置かれたり、そんな時代が今に続いているように思えます。
そのくせ親会社は膨大な利益を上げて懐を肥やす。
税制も優遇されてさらに膨張する。
アニメの世界は元々好きで情熱的な人たちで支えられてきた職業色がありますから、作れることに幸せ感があって、給料は安くても文句を言わない人たちが多かったのかもしれません。
依頼主からくる制作費も、一般の番組よりかなり安く、また、今のようにアニメが日本の文化に成長する前の時期ですから、そういった流れが一般的に許容されていたのではないかと思われます。
デジタル化が進み加工がしやすくなったと言っても、所詮は手間暇のかかる膨大な作業である事には変わりがないでしょう。
確かに人の手で一つ一つ描き上げいた時代では、それに携わる人手も多くなりますが、デジタル化で手元で加工できるとなれば、人の手は少なく成るのかもしれません。
でも、その分一人の作業量は増えている事になっているかもしれませんね。
適正な価格は有って無いような時代ともいえるのは、このデジタル化によって、人件費が抑えられているかのように見えるからかもしれません。
携わる人が減れば見た目にも効率が上がったと錯覚しそうですが、実際には減った分それが残っている人たちに割り振られただけで、仕事量は増えているが目には見えないと言う事ではないかと思えます。
人が減ったからコストが下がったと見ることはしても、仕事量が増えた人に対しての報酬が適正に判断されて、報酬が上がらなくては、後進国からの高額な報酬を提示されれば、そちらに流れていくのは当たり前の現象だと思います。
今まで日本の培った色々な産業の空洞化は広がり、そのうち収集がつかなくなる=国力の低下が続く事になるのですから、社会構成を変革してほしいと思います。