夢鉄城の日記

模型・鉄道・旅に関係した事を中心にしています。

西武9000系

2014-07-07 23:47:00 | 武蔵野三鷹工場
西武9000系の製作は今から6年ほど前に計画されていましたが、なかなか手が付かないでキットが長い眠りについていました。
このところ西武シリーズが相次いで製品化され、現役で発売されていないのは、9000系と20000系だけになりました。
いまでは全編成がVVVFに改造されていますので、製作する車両も現在の姿で再現することにしました。



種車になるのは、GMの新2000系塗装済みキットです。本当は未塗装キットで組み上げたほうが出来がいいのですが、無駄にするわけにもいかないので使用しました。

改造の要点は下記のとおりです。

①新2000系パンタ車の屋根が使えないので、先頭車を除く全車両に付随車用の母線のない平屋根を使用。
②池袋側の先頭車と飯能側の先頭車の屋根が違うので作り分ける。
③PT42からPT71パンタへ交換。製品のPT71の踏み板が再現されていないので取り付ける。
④床下機器の違いから、パーツを分解して配置しなおす。
⑤M4(6号車)にあったパンタが撤去されて、ベンチレーターの個数が減っているので、ベンチレーターの取り付け穴を埋める。

基本5項目にそって6月30日より製作を始めました。
9000系は10両編成に3個のパンタ車です。最初の作業はPT71を取り付ける4箇所の穴開けです。次にパンタ台座高が不足しているので、このままだと台座の裏にある出っ張りが屋根に当たり、4本の足が入りきらないので、このあたる部分の屋根を切り落としています。


(試作では母線を洋白線で表現)

(母線の太さを変更して、パンタ台座の黄色の踏み板を取り付ける)

パンタを取り付けたら、2個の大ヒューズ箱と小ヒューズ箱1個を取り付けます。新2000系と違い屋根の配線はシンプルなので助かりますが、ちょうどいい太さのものがないので、パンタ母線をプラランナーを熱して引き伸ばし作りました。





池袋側の先頭車の屋上には大きなアンテナBOXがあるので取り付けます。飯能側の先頭車にはないので、通常のベンチレーター配置となります。



M4の飯能寄りの屋根にはベンチレーターが1個しかないので、2個ある穴をボンドで塞ぎ乾いてから平に整形しておきます。





実車の床下機器配置に近づけるため、一体成型になっている物をばらし配置し直します。キットの物だけでは足りないので、一部101系の床下機器も使用しています。
このあと塗装を行い組立に入ります。製品では屋根は塗装されていますが、改造が多かったので再塗装しています。



9000系の前面手摺は黒で塗装されているので、先に塗装してから前面に取り付けています。



もうひとつの区分けとして、貫通扉にエコカーマークがついているので、これは写真を縮小して貼り付けておきました。



ヘッドライトは、今までの砲弾型から変更してチップLED2個を使用しました。



集電シューはTOMIX製を使用し、圧着バネには先のカプラー交換で不要になった、カプラーバネを無理やり押し込んで台車に装着しています。(廃物利用ですね)



現在実車がパンタホーン先端にオレンジが入っているので、パンタ本体に銀塗装後筆差しをしています。



モーター車はパンタ撤去されたM4(6号車)に入れています。



種別は優等列車に使用されることが多いので急行にし、行き先表示は池袋にしました。
GMのナンバーは第一編成しか入っていなかったので、9101になっていますが、第二編成を作ることがあれば、数字がくっついている番号を拾いながらになるので、改造するより忍耐が必要かなと思っています。
コメント (2)
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