夢鉄城の日記

模型・鉄道・旅に関係した事を中心にしています。

東上線の事故

2014-01-29 10:29:00 | 今日の妄想
東武東上線の踏み切りに無人の軽自動車が突っ込んで起した事故について、軽自動車の持ち主の女性は踏み切りの待ち時間に、ポストに手紙を投函しにいったとの報道がありました。
サイドブレーキを入れたと言っているようですが、サイドブレーキはかけ方が甘ければ動いてしまいます。
カメラの映像では車の動き方からみて、ブレーキがほとんど効いていないと思われます。そもそも踏切の待ち時間に車を離れる事は非常識です。公道上でエンジンがかかった状態で離れた場合、誰かに乗り逃げされたり、不測の事態のときにすぐに対処が出来ません。



シフトをPに入れるかエンジンを切ることが事故防止には必要です。Nに入れておけば大丈夫だと思うのは危険です。入れ方が悪かったりすれば動いてしまいます。
今は乗用車のAT販売が9割くらい占めています。簡単に運転できるという事は、それだけ機械任せになって注意力が落ちる事になります。

MTならギヤーが入った状態で席を離れればエンジンがとまるし、降りるときは必ずハンドブレーキをかけるのが習慣になっています。
ATは信号待ちでフットブレーキを踏み込んだ状態で待つ人がほとんどですが、クリープ現象はちょっと足の力を緩めると車を動かしてしまいます。特にエアコン使用時には負荷がかなりかかりますから、安全を考えるとサイドブレーキを入れておいた方が安全です。

最近は運転席横のサイドブレーキから、ブレーキペダル横のフット式ブレーキの車が多くなってきていますが、これは余り感心しません。
ウォークスルーの運転席には、横付けのハンドブレーキが邪魔だったり、女性の腕力では重過ぎるといったことから、フット式が増えているのでしょうが、足より手の方が人間の感覚は優れているので、便利だけを優先していくのは本当に良いのかと思うことがあります。

今回の過失は100%運転手側にあるので、今後の損害賠償は多額なものに成るのではないでしょうか。
生活に身近な車ですが、確認事項の大切さを再考させてくれた事件でした。


コメント (4)
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