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普通の生活の中での、思いついたこと、考えたこと。何かを表現したい、書いておきたいと思った時に、ココで発散しています。

正しい「あと一言」☆

2023-01-06 16:32:54 | ひとりごと。
駅前通りで、知り合いの女性(未婚、30代)が、男性と一緒に向こうから歩いて来た。私に気づいた女性が傍らにやってきて「つきあってるの!」と男性を紹介してくれる。
お互いに「あ、こんにちは」と普通な感じで挨拶を交わした後、「彼女はなぜ、この人を選んだんだろう?」と考える。
どう見ても二人は「お似合い」ではなかったから。もちろんそんなことを口に出せるわけもなく、
顔にも出てしまわないように気をつけながら二人を観察する。
手入れをしていなさそうな長髪とヴィジュアルバンドが好きそうな服。アクセサリーをじゃらじゃら。
彼女はそういういうセンスとは無関係な人だと思っていたので、ショックですらあった。
そんなこととはお構いなしに彼女は、「すっごい久しぶりだよねー!」などと、明るく話しかけてくる。
私も、「うんそうだね、いつぶり?ええと、去年の夏?・・・」などと、ありきたりな返答をする。

その間も、私はぐるぐると考える。「なぜ、こんなタイプと?」「実はこういうタイプが好きだった?」「もしかして騙されてるのでは」「そうだ、絶対に騙されている!」「いや、人を外見で判断してはいけない、ああ見えてきっといい所があるんだろう」「けど、良い所があるように見せかけているのではないか」「ああそうだやっぱり、騙されてるにちがいない」・・・
でも私に「騙されてるんじゃないの?」などという資格はない。私は彼女の家族でも親戚でもないし、ましてや親友というほどでもない。ちょっとした知人という程度なのだ。
そもそもそんなことを言うのは人としてどうなのか?本人たちがいいなら、それでいいじゃないか。

ここは「お似合いね!」の一言がほしい場面であり、彼女もその一言を待っていると思われる。
とはいえ、「お似合いね!」の一言だけでは何とはなしに嘘くさくなってしまいそうな気もする。
「お似合い」だなんて、そんなことは露ほども思っていないのだから当然だ。嘘くさい、というより完全な嘘だ。
それでも何か、一言付け足すのが大人としての礼儀というものだ。何か、言わなければ。
でも、何も思い浮かばない。浮かばないまま、何か言わなければという思考だけがそのへんを漂っている。

彼女はその空気を察知したのかしないのか、「呼び止めちゃってごめんね、じゃあまた」と言ってその男性と一緒に歩きだした。私もにこやかに「うん、またね!お幸せに!」と返した。

お幸せに.。:・・.。:*・★そうだこの場に最もふさわしい「あと一言」は、これだった。(^^)v
冗談でも、「騙されてない?」なんて言わないでよかった。

仲良さそうに腕を組んで歩いていく二人を見て、とにかく幸せになってくれさえすればそれでいい、と思った。

(@^^)/~~~


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