末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

保護申請に立ち会って

2008-11-07 19:51:52 | Weblog


昨日Nさんの生活保護申請に立ち会いました。Nさんは、介護保険を天引きすると年金が2ヶ月で17万4829円しかありません。奥さんは、高血圧と糖尿病で働けない状態です。二人で月に8万7415円。しかも家賃は共益費を含めて1万2750円。医療費が払えなくて八尾市の生活援護資金を借りてしのいできたけど、月6000円も返すと何をしているか分からなくなったと相談に来られたのです。
二階の保護課についたのは午後2時頃。受付で住所、氏名を書いて順番を待ちます。担当は3人いるがみんな面接中とのこと。10分くらい待ちました。一番左の部屋に通され、担当の方は「朝から4人目。不景気になって申請が増えた」と言っておられました。ここでもう一度住所、氏名、年齢、電話番号、家族構成を聞かれました。次に収入を聞かれます。係りの人もこれでは生活できませんねと驚いておられました。たまたま書類や印鑑をそろえて持って行ったので一回で受付が済みましたが、初めて行く方のために、必要書類を書き出します。手元にある方はあらかじめ持って行って下さい。
1.印鑑
2.各種健康保険証、老人医療証、とり親家庭医療証、障害者医療証
3.介護保険証
4.家の賃貸契約書、土地・建物の権利書
5.家賃支払い証明書、地代支払い証明書
6.全ての預金通帳(通帳の記帳を済ませたもの)
7.給料明細書(直近3ケ月分)
8.児童手当支給決定通知書、児童扶養手当証書、年金改定通知書
9.年金証書、年金振込み通知書
10.傷病手当支払い通知書、雇用保険受給者資格証
11.身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、母子手帳
12.生命保険証書、火災保険証書

その他その場で書くものとして以下の書類があります。
1.保護開始申請書
2.収入申告書(働いた収入、年金、仕送り、生命保険)
3.資産申告書(不動産、現金・預貯金、生命保険、車、株・有価証券)
4.給与証明書
5.家賃・間代・地代証明書
6.調査の同意書(預貯金を調べることの同意)
7.扶養届け(兄弟姉妹や子供の生活状況と仕送りできるかどうかの回答)

帰ってきたのは午後4時でした。
制度や書類だけでも、保護を受けるハードルは非常に高いものです。
立ち会ったのはこれで2回目ですが、ぼんやり全体像が分かってきました。
これからも必要な人が誰でも受けられるように分かりやすく紹介していきます。