末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

金融危機余波、欧州で「資本論」ブーム

2008-11-16 07:38:07 | Weblog


■ドイツ出版社在庫なし
朝日新聞 2008年11月16日1時42分

 カール・マルクスの「資本論」の、近年では考えられないほどの売れ行きは、格差の広がる日本で小林多喜二の「蟹工船」がブームとなっているのと同じような空気を感じさせる。
 ベルリンの出版社のシュトルンブ社長は「在庫がほとんどありません」と話す。同社の「資本論」は06年には年間約750冊売れた。それが今年は10月までに2500冊以上。金融危機が起きた後の10月だけで550冊も売れた。
 来年4月までという見通しで残していた2千冊はまもなく底をつく状況で、4千冊を増刷中だ。
 資本主義体制を批判したマルクスは、故郷ドイツでも近年は人気がなく、マルクスや資本論を教える大学講義もほとんどなくなっていた。だが、資本論の売れ行きに合わせるように、10月から国内約30大学で資本論の輪読会が始まった。主催は旧東独政権の流れをくむ左派党の学生組織だが、参加者は幅広く、主催者側も驚く盛況ぶりだ。
 10月に実施したガイダンスには全国で約2千人が参加。ベルリンのフンボルト大学ではさまざまな学部から約200人の学生が集まっている。

毎日職場で起きている事、全国、世界から伝わってくる事は一つ。資本主義はもう終わっているという事です。しかしこれを認めようとしない人たちがいます。資本家とその手先となっている御用組合や政党です。マルクスが資本論で説いたことは昔の事ではありません。資本家が生産手段を独占して労働者が物として使い捨てられている現実はますますはっきりしてきました。労働者こそ主人公の社会にしましょう。マルクスの原点に戻る時です。
 

学生も立ち上がる時

2008-11-16 07:31:30 | 世界金融恐慌の兆し


■新卒採用一転抑制へ 10年春 主要100社アンケート
朝日新聞 2008年11月16日3時1分
  
 金融危機の影響による企業の業績悪化が広がる中、10年春の新卒採用数を絞り込む企業が増えていることが、朝日新聞社が主要100社を対象に行った緊急調査で分かった。各社とも具体的な採用計画を固めるのは年度末だが、すでに15社が前年度よりも減らすことを検討。ここ数年続いていた「売り手市場」が曲がり角に来ていることが鮮明になった。
 調査は10月下旬から11月上旬にかけて、各業界の代表的企業に実施した。現在の大学3年生が対象になる10年春の採用数は「増やす」が2社、「前年並み」が44社、「減らす」が15社、「未定」が39社だった。例年、年度末に実施している調査と単純に比較はできないが、「減らす」が「増やす」を上回ったのは7年ぶり。積極採用の流れに変化が見られる。

「蟹工船」「資本論」がブームとなり、青年、学生の怒りは充満しています。11月労働者集会で世界の労働者がマルクス主義で固く団結していると確信しました。法政大学を先頭に全国の学生と連帯した闘いを広げましょう。