どうしてこんな事になったのか分からないそうだが、由々しき問題。不合格ではないのにそうなっていた生徒は別の高校に進学していたのだから。この責任は誰がどうやってとるのか？ 大袈裟に言えば社会全体に対して何を信じたらいいのか、と思える事態。言い訳を聞けば、数名での採点体制をとっているとか。なのにこんな大きな問題が発生するようでは困るよなぁ。いったいどうやったら再発を防げるのか。本気で話し合って解決をして欲しいが、担当者たちは本気で取り組む体制にあるのか？ そこらも実際には分からないよな。下の者たちが何をしでかしてくれたのか、なんて考えているのもいそうな気もする。大きく体制が変わらない限り、似通った問題は生じるのでは？ と不安な気分。
「孝行したい時に親はなし」とは誰の言葉なのか。耳にする事は多いし、聞くたびにそうなのだろうなと他人事で済ませてきた。しかし父を亡くし、母もいつか近いうちに、と思いながらも未だに他人事でいる。いなくなってみないと親のありがたみは本当には分からないものだろう。と、想像するのみ。そしてその時には大いに悔いる事になるのだろうなとも思う。でも、それでいいんじゃない？ 親が生きているうちに感謝の気持ちは伝えておくべきなのだろうけど、それ以上のことはなかなか出来ない。そんな私は親不孝？ でもいいか。とも思う。毎度堂々巡りで答えが出ない問題だ。
今の時代じゃとても作れない話だな。貧困はあっても極貧はない。それに貧困そのものだって実際には知らない世界の事だし。だから私自身にも（観ている人たちの殆どに当たると思うが）犯人の意図や殺された娼婦の気持ちは理解できない。原作者の水上勉さんも我々には分からないご苦労があり過ぎた感じで毎度彼のテーマは暗く、理解し難い。もっとも観客は自分たちなりの解釈をすればいいのだから、何も無理をする必要もないのだ。すでに５０年前の作品で既に古典？ と呼べるものなのかも。主役を演じた三国連太郎さんが亡くなられて早くも１年。晩年の釣りばかに慣れた目にはあまりの異色作に度肝を抜かれた感じもしたが、本来はあれこそが彼の姿なのですよね。迫力があって素晴らしかった。映画も役者も昔は凄かったなー。
このところ頑張っている、と感じられるＮＨＫのドラマ。今シーズンはこれで二つ目。先週から始まったのだが前回は体調不良で早く寝たので見なかった。今夜は楽しみにしていた。久々の深田恭子。懐かしのフカキョン。３０代に入ったのに相変わらず可愛らしい。年を取らない秘訣を教わりたい！ いやいやドラマの内容はそんな軽率なテーマではなく、大変重苦しい。貧困家庭を救済する側とされる側のやりとり。生活が破綻するのは誰にでもあり得る事で今やドラマになるほど身近な問題なのだな、なんて感じたりもして何だか複雑。影の部分に光が当てられるようでもあり、世の中にとっては必要な話だとも思う。民放だったら扱いにくいだろうからＮＨＫならではだし。キャストも渋い爺さんの米倉斉加年さんやいつも苦虫を噛んだような顔をしている、北村有紀哉さんなどいい線の役者揃い。期待を裏切らない展開で頼みます！
「疲れたー」と普段から口にする事は多い。けれど、今回の疲れはその度合いが違う。短期バイトを掛け持ちし、いささか頑張り過ぎたかなと思っていた。バイト最終日前日の帰り道、夜風が冷たく参ったぁと思ったその次の日から体調不良に。冷たい風に当たった為と疲れがピークに達していた事が重なって、基本的には風邪の症状で寝込む事に。医者に診てもらっても「風邪のようですからゆっくり休んでください」との結果。それから３日間、薬を飲んではベッドに横になる日々。高熱が出ているわけでもないのに横にならないではいられない疲労感。こんなの初めて。薬は５日分もらっていたが、３日飲んでも良くならないので再度受診。薬を変えてもらい、血液検査も受けた。薬が変わった事で多少、良くなった気もする。このまま回復してくれるといいのだがまだ確信は持てない。時に自らを労わって上げないと長生きは出来ないなと改めて思う。それにしてもシンドイ。
