今の時代じゃとても作れない話だな。貧困はあっても極貧はない。それに貧困そのものだって実際には知らない世界の事だし。だから私自身にも(観ている人たちの殆どに当たると思うが)犯人の意図や殺された娼婦の気持ちは理解できない。原作者の水上勉さんも我々には分からないご苦労があり過ぎた感じで毎度彼のテーマは暗く、理解し難い。もっとも観客は自分たちなりの解釈をすればいいのだから、何も無理をする必要もないのだ。すでに50年前の作品で既に古典? と呼べるものなのかも。主役を演じた三国連太郎さんが亡くなられて早くも1年。晩年の釣りばかに慣れた目にはあまりの異色作に度肝を抜かれた感じもしたが、本来はあれこそが彼の姿なのですよね。迫力があって素晴らしかった。映画も役者も昔は凄かったなー。
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