フジテレビの開局55周年を記念して作られた、松本清張原作”時間の習俗”。今の時代に清張さんのドラマが合うとは到底思えないが、一ファンとしては見逃せず、無理をして見た。それでも思っていたよりは良い出来。主人公を演じたの内野聖陽が妙にハイテンションな芝居なのが気にはなったが、逆に良かったのかも。相手役の加藤雅也も久々に見たけれど案外いい味あり。そこに絡むベテラン刑事が津川雅彦というのがどうにも爺さん過ぎて無理があったが。原作にそれがあったのかどうかは忘れてしまったが同性愛についても自然に描かれていて違和感はなし。でもなー。あれはある程度の年齢以上の人にしか理解し難いドラマだったとは思う。若者には分からない。それならそれでいいのかな。近頃はガキ向けの話ばかりだからたまにはこんなのもいいのかね。視聴率は低かったと予想がつきますが・・・・。
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