”山田洋次監督が選んだ日本映画100本”とタイトルがつけられたNHKBS番組が始まる。今夜はその一回目。作品は小津安二郎監督の”東京物語”。以前に何度かTVで見た。モノクロでしっとりとした作品だった。主役の原節子さんの静かなセリフの言い方が良かった。それと上手なのか下手なのか分かりにくい笠智衆さん(この人はいつでも誰になっても役者らしくない)の演技も見逃せない。戦争で亡くなった次男の嫁とその両親が上京して来る話。現代では馴染みのない設定。これを基にした作品を山田洋次監督は制作なさるとか。戦争話を持ってくるわけにはいかないのでそこは別の内容に変えるそうですが・・・・。配役は父親に菅原文太、母親が市原悦子。次男が妻夫木聡で嫁に蒼井優。滅茶苦茶なようにも思えるがそこがまた面白いのかな。どんな展開になるのやら。大丈夫ですか、山田監督?
地震で被害を受けた地域に配慮して、開催が危ぶまれた選抜高校野球。賑やかなブラスバンドの応援がなくてややおとなしい印象の中、試合は続々と行われ今日、決勝戦。これもまた粛々とした調子で進んで気が付けば昨年夏の大会で大恥をかいた、神奈川県代表・東海大相模高校が優勝。昨年の準優勝メンバーも数名は残っていたのかな。プロ選手となった一二三くんの事しかわたしゃ覚えていないけど。今日の試合はホームランが出て、打撃力に強さを感じた。逆にピッチャーの印象が残らなかった。不思議だね。次回の夏の大会にはまた、神奈川県の代表として出場するのかな。神奈川は強豪校も多いし、参加校も多数だから代表になるのが大変な地域だけど・・・・。ま、若者がなんにせよ頑張っている姿はいいね。励まされるわ、ありがと。
何でこんなのが面白いの? とわけの分からないお笑い芸人が多数出没してどのくらい経つのかしら。今回の地震によって数日間はそれどころじゃない状況でニュース番組一辺倒に。笑いなどとんでもない風潮になっててとても良かった。けど少しずつアホらしい番組が戻ってきた。チャンネルを合わせなければいい話なのだがそれでも目に付く事はある。しかもどこでも似たりよったりのいい加減な感じで垂れ流されている。この現実を打破するいい機会だったのにとても残念。しかも使い捨てのように新たな芸人とやらが表れて高額なギャラをもらっていく。(実際のところはよく分からないがTVに出演したらそれなりのお金を手にするよね)その世界で生き残るのは大変、とは聞く。が、一時にせよそいつらに泡銭を持たせていいのか。見る側、制作側どちらにも一考願いたい。
昨夜は懐かしいメロディを幾つか聞いた。1970年代のフォークソングやロックの名曲がTVから流れて当時を思い出したりして。そうはいってもその時代に良い思いでが詰まっていると言うわけではない。その頃はどちらかと言えば(今と大差なし)社会全体に矛盾を感じ、あーだこーだと文句を言いたい事がやまずみだった。そこからジャーナリズムに関して興味を持ったとも言えるのかな。そんで今の私がいる、だけなのだから大したこたーなかったって事か。ま、それでもいいじゃないかと懐かしのフォーク”かぐや姫””チューリップ””甲斐バンド”あまりなじみのなかった“泉谷しげる”などを楽しんだ。歌詞に時代を感じるものの多々あっておもろかった。